男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

さて、今週の質問【Q】は?

▶前回:「えっ、今日もダメなの…?」結婚わずか2年で、夫婦の仲が冷え切ってしまったのはナゼ



知人の紹介で知り合った恵里奈と、二度目のデート。僕としてはかなりいい感じだと思っていたのだが、さっきから恵里奈の様子がおかしい。

「あれ、もうこんな時間だ・・・帰らないと。今日はありがとうございました」

時計を見ると、まだ22時前だ。“こんな時間”という表現はおかしいと思いながらも、一刻も早く帰りたそうにしている恵里奈を、仕方なく見送る。

「恵里奈ちゃん、次はいつ会えるかな?」
「そうですね・・・また後で連絡しますね!」

しかしこれっきり、彼女からの連絡はなくなってしまった。

出会いがないわけではないし、僕もモテないわけではない。2年前に彼女と別れてから何人かとデートをしていたが、恵里奈ほどしっくりきた人はいなかった。

なのに、彼女の方はそうは思ってくれなかったのだろうか。

—あれ?二度のデートで何かしちゃったのかな・・・。

そう思い、僕は二度のデートを振り返ってみた。


男からしたら“普通”のコトでも、女が気になったのは?

Q1:女が許せなかった男の行動はどれ?


2年前に彼女と別れて以来、長く続くような恋愛は一切していなかった。そんな僕の状況をさすがにまずいと思ったのか、友人が恵里奈を紹介してくれたのだ。

友人の目は確かで、僕のタイプど真ん中。最初は三人で会ったものの、彼女も彼氏を探していたようで、すぐに二人で会う約束をした。

—智也:恵里奈ちゃん、何か食べたい物とかある?
—恵里奈:何でも好きですが・・・お肉系だと嬉しいな♡
—智也:OK!お肉ね。美味しいのを食べよう(^^)またお店決めたら連絡するね!

こうして、僕達の最初のデートはガッツリ肉系の店になった。初デートだということもあり、僕はお気に入りのブランドTシャツにジャケットを羽織り、気合を入れて挑んだのだ。



「恵里奈ちゃんのリクエスト通り、肉系にしたよ」
「わ〜い♡ありがとうございます!」

メニューを見ながら目を輝かせている恵里奈。そして相変わらずスタイルも抜群で、思わず見とれてしまう。

「・・・とは言ってもそんなにガッツリは食べられないでしょ?一番少ないのにしておこうか」
「結構食べられそうな気もしますが・・・残すのはあれなので、そうしましょう!」

お肉のグラム数を選べるスタイルの店だったのだが、二人で相談しつつメニューを決めていく。そしてメインの肉料理を待っている間に、お互いの休日についての話になった。

「智也さんは、お休みの日は何をされているんですか?」
「僕は車が趣味で。フェラーリ同好会みたいなのがあって、そのメンバーで集まって車を走らせたり、あとは買い物とかかな」

もともと車が好きだったので、かなりこだわりがあった。乗っている車の写真を見せると、恵里奈はさらに目を輝かせる。

「へぇ〜そんな会があるんですね。すごい!!」
「そうそう。家には普段乗る用と、走る用の車二台あるんだ」
「え!二台も?智也さんって、すごすぎません?♡」

驚く恵里奈が可愛くて、僕もつられて笑顔になってしまう。さっきから彼女は完全に目がハートマークになっており、これは確実に心を掴みかけている。

だから僕の方からも、積極的に話を投げかけてみた。

「恵里奈ちゃんは?そもそも土日休み?」
「はい、一応。でも最近はリモートなので、出勤も半々くらいですけど。智也さんはリモートですか?出社されていますか?」

たしか彼女は、美容関連の会社で働いていたはず。

「僕の会社も半々かな。社員の意思に任せているよ。まぁうちの場合、驚くほど家賃が高いビルを借りてしまっているから、出社してもらった方が元は取れるんだけどね(笑)」
「そっかぁ、社長さんは大変だ」

そんな話をしているうちに、僕達の目の前に熟成肉が運ばれてきた。

「わ〜!!美味しそう!!」
「本当だね。熱いうちに食べようか」

楽しい会話をしながら、美味しく肉をいただく。そして恵里奈は細いのによく食べ、よく飲んだ。少しずつ酔っ払いながらも、とても贅沢で幸せな時間を噛み締める。

「このお店、いいですね〜美味しい♡」
「喜んで貰えて良かったよ。今ならクーポンが使えるから、コスパもいいし」
「そうなんだ!素晴らしいね」

こうしてワインと肉を心ゆくまで堪能した、初デート。これがどうやら成功だったようで、恵里奈の方から次のデートの提案をしてきてくれたのだ。

だが、2回目のデートで彼女の態度は変わってしまった。


二回目のデートで女が驚いた男の行為とは

Q2:2回目のデートで女が気がついた、男の性格とは?


1回目のデートからそこまで時間もあけずに、2回目のデートへ行くことになった。

前回恵里奈が想像以上によく飲み、よく食べる子だと知ったので、今回はもう少しカジュアルダウンした店へ行くことにした。

そして今日もしっかり気合を入れて、僕はデートに挑む。

「智也さんって、ファッションが好きなんですね」

待ち合わせ場所の恵比寿駅で会った瞬間に、恵里奈が褒めてくれたので、僕は嬉しくなった。

「気がついてくれた?嬉しいなぁ。ちなみに、今日のお店は水炊きのお店なんだけど好き?あと恵里奈ちゃんって、想像以上によく飲むからびっくりしたよ」
「そうなんですよ〜。私お酒が好きで。そして水炊き、大好き!!この寒い時期に嬉しいなぁ〜」
「そんな細いのに凄いね。どこに入ってるの?」

冗談を言い合いながら、僕達は店へと向かった。

初めて行く店だったが、気取らない雰囲気なので居心地がいい。店員さんの対応も良く、丁寧にメニューの説明をしてくれる。何パターンか鍋の種類が選べるらしい。

「とりあえず一旦一番シンプルなのでいっか」
「そうですね」

こうして寒い冬にピッタリな、僕達の水炊きデートが始まったのだ。



「あぁ〜〜美味しい。あったまる〜♡」

水炊きをハフハフしながら食べている恵里奈。本当に美味しそうに、そして幸せそうに食べてくれるので、こちらとしても連れてきた甲斐がある。

「恵里奈ちゃんって、本当に美味しそうに食べるよね」

そして彼女は、この店の中でもダントツに可愛くて目立っている。

「智也さんって、普段どんな感じのところでご飯食べているんですか?」
「そうだなぁ。今日みたいなカジュアルな感じは珍しいかも。接待とかも多いから、会食だと神楽坂の和食とか会員制のお店とかが多いかな」
「そうなんだぁ。大人って感じですね!」
「そうかな?でも毎日食べていたら飽きるけどね」

そんな会話をしているうちにいつのまにか水炊きを食べ終わり、会計を済ませて僕達は再び寒空の下へ出た。

「もう冬だね・・・」

そろそろクリスマスがやってくる。今年は恵里奈と過ごせるかな、という淡い期待を思わず抱いてしまう。

だがそんな風に思っていたのは僕だけだったようで、恵里奈は時計を見ながら慌てて去って行ったのだ。

「あれ、もうこんな時間だ・・・帰らないと。今日はありがとうございました」

そして取り残された僕は、結局今年のクリスマスも一人で寂しく過ごすことになりそうだ。


▶前回:「えっ、今日もダメなの…?」結婚わずか2年で、夫婦の仲が冷え切ってしまったのはナゼ

▶NEXT:11月29日 日曜更新予定
女が許せなかった男の行動はどれ?