男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

さて、今週の質問【Q】は?

▶前回:「ねえ、すごすぎる♡」と連発していたのに…男にゾッコンだった女の態度が急変した理由



「加奈って本当に可愛いよね」

そう何度も言ってくれる琉偉。一緒にいて幸せを感じていたが、未だに“付き合おう”という言葉は彼から聞けずにいる。

—加奈:ルイ君、今週土曜日は忙しい?
—琉偉:一件予定があって、何時になるかわからないけどその後だったら空いてる!
—加奈:そっか。そしたらその後でもいいから会いたいな♡
—琉偉:Ok。こっちの用事が終わったら連絡するね。

連絡もきちんとあるし返事もくる。それに会っている時も、琉偉はとても優しくて私に甘い。

「あ〜酔っ払った。加奈ちゃん、わざわざ来てくれてありがとう」

約束も守ってくれるし、時間に遅れそうな時は事前にきちんと連絡もくれる。

「今日はどこで飲んでいたの?」
「恵比寿だよ〜。加奈は何してたの?」
「他の友達と軽く飲んでたよ!途中で抜けてきちゃった」
「え!?大丈夫だった?何かごめんね」

友達より琉偉との約束の方が大事に決まっている。だがこんなにも私の方は好きなのに、琉偉との関係は未だに“恋人未満”。

「あのさ、ルイって今本当に彼女いないの?」
「いないよ。ただ、今は彼女作る気になれなくて・・・」

じゃあ私たちの関係は何なのだろうか。この曖昧な関係の答えを知りたいのに、何も聞けずにいる。


仲は良いのに男が“付き合おう”と言わない理由とは?

Q1:初対面で、男から見た女の印象は?


琉偉と出会ったのは、10月のこと。友人と食事をしているときに、たまたま彼が合流したのだ。

接待帰りだったようで、二軒目からやってきた彼を見て、私は目を奪われた。

—か、カッコイイ・・・!!

身長は180cmはある。ちょっと目がたれている犬顔で、私の好きなイケメン俳優に雰囲気が似ている。それに加えて証券マンときた。

「こちら、琉偉。で、こっちが加奈ちゃん」

友人の簡単な紹介が終わると、琉偉はさりげなく私の隣に座ってきた。それだけでも嬉しかったのに、話してみると共通点も多いことが判明し、初対面とは思えないほど話は盛り上がった。

「琉偉さんって、どこに住んでいるんですか?」
「僕は代官山だよ。加奈ちゃんは?」
「え!私は中目黒なので近いですね」
「そしたら今度、また家の近くで飲もうよ」
「是非行きましょう!」

こうして話しているうちに友人たちはバラバラと帰り始め、何となく飲み足りなかった私たちは、家の近くでもう1軒飲みに行くことになった。

「加奈ちゃん、時間大丈夫だった?」
「私は全然大丈夫です。明日休みなので。琉偉さんは?」
「僕も明日休みだから大丈夫。よし、そしたら今夜は飲もうか!!」

スイッチが入った私たちは、お酒が進むと共に距離が近くなっていく。気がつけば、夜は更けていった。



「あれ?もうこんな時間だ」

けれども慌てて帰ろうとする私とは対照的に、琉偉はまだ帰りたくないらしい。

「もう帰っちゃう?もう少し飲みたいなぁと思ったんだけど・・・」

琉偉が、ずるいくらいに甘い顔で問いかけてきたので、私は思わず帰り支度の手を止める。

「とはいえこんな時間だし、眠たくなってきちゃった」
「じゃあ一緒に帰る?」

こんな顔で言われたら、心が揺らぐに決まっているではないか。

「どうしようかな・・・」

だが今日は出会ったばかり。この流れで一緒にお店を出て同じタクシーに乗ったら、そのまま勢いに流されてしまいそうだ。

「今日は先に帰るよ。でもまた飲もうね!」
「うんまた飲もう!」

—ふぅ。危なかった。流されなくて偉いぞ、加奈!

自分で自分を褒めつつ、一人でタクシーに乗り込む。そしてその車内で、奢ってもらったお礼のLINEを早速送ってみた。

—加奈:今日はありがとう!すごく楽しかった。また飲もうね♡
—琉偉:こちらこそ!またすぐにね。

返信を見ながら、つい顔がニヤけてしまう。最近出会いがなかったからこそ、こういう突然の良き出会いは嬉しいものだ。

—次はいつ会えるかなぁ。

そんな風に胸を躍らせていると、二週間後に向こうから“会いたい”と連絡が来たのだ。


男性から来たお誘いLINE。その時の男性の心理は?

Q2:男の方から連絡が来た。この意味は?


「加奈ちゃん、今から飲めない?会いたいんだけど」

木曜の夜。お風呂にでも入ろうかとしていると、突然琉偉から電話が来たのだ。予想外の連絡に、私は思わずテンションが上がってしまった。

「え?今から?」

すでに夕飯も済ませて、すっかり家でくつろぎモードだった。だけど行けないわけでもないし、会いたい気持ちの方が強い。

前回会ってから2週間が経っている。こちらから連絡をしたわけではないのに、向こうから“会いたい”と連絡をくれるなんて嬉しすぎる。

「Ok。ちょっと準備するね。ちなみにどこ行く?」
「家の近くで飲む?あと20分くらいで行けると思う」
「は、早いね。急いで準備するから待ってて」
「そんな、適当な感じで大丈夫だよ。むしろすっぴんでも可愛いでしょ」

そうは言ってくれたが、私の方はもうすっかり部屋着だったため、慌てて化粧をし直し、支度をしてお店へと向かった。

だが待ち合わせ場所にやって来た琉偉を見て、のけぞってしまった。

「加奈ちゃん、今日も本当に可愛いね。突然呼び出してごめんね。でも会えて嬉しいな〜」
「いやいやごめん。一度家に帰ってたから、ちょっと気合が足りなくて・・・」

待ち合わせ場所に少し遅れてやって来た琉偉だが、向こうは何とビシッと決まったスーツ姿だったのだ。一方の私は、化粧も薄めで適当な部屋着のような服装だ。

あまりにも不釣りあいで、恥ずかしくなってきた。

「加奈ちゃん、今日は何してたの?飲んでた?」
「ううん。今日はお家にいたよ」

—あ〜もうバカバカ。もっと気合を入れて化粧してくれば良かったな・・・。

しかし考えても後の祭りである。とりあえず“可愛い”と言ってくれた琉偉を信じて、もう気にしないことにした。

そんな中、楽しい時間はあっという間に過ぎていく。

「この後どうしようか・・・うちでもう一杯飲みなおす?」

今日はもう遅い。家も近いから帰れるけれど、もう少し一緒にいたい。それに琉偉の方から連絡をくれたわけだし、彼の気持ちを信じてもいいのかもしれない。

「うん・・・」

こうして、私たちは結ばれたのだ。



だが結ばれたものの、私たちの関係は交際には至っていない。

「加奈ちゃん今夜は何してる?会いたいよ」

こうして、琉偉はよく連絡をくれる。

ただの体目当てだったら一度きりで終わるだろう。けれども一晩を共にした後もまめに連絡をくれるし、遊び目的の感じはなく、頻繁に会っている。

「加奈ちゃんって本当に可愛いよね」

彼はいつも優しくて、大事にしてくれる。それでも“付き合って”という言葉は一切ない。

—ルイは一体どう思っているんだろう・・・。

あれ以来、急な呼び出しでもキチンとした服装とメイクで向かっている。だからほぼすっぴんを見られたのは、一度きりである。

しかしそのインパクトが強すぎたのだろうか?だらしない女と思われている??

正解が分からず、またどう攻略したら良いのかも分からず、悩んでいる。


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男は女のことをどう思っている?その本音とは