男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

今週のテーマは「何度も会って愛し合うのに、男から付き合おうと言われない女とは?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:「だらしない女だと思われた?」男女の関係はあるのに“付き合おう”と言わない男の本音



—加奈:ルイ君、今週土曜日は忙しい?

最近よく会っている加奈からのLINEを見て、僕はしばらく考える。

—琉偉:一件予定があって、何時になるかわからないけどその後だったら空いてる!
—加奈:そっか。そしたらその後でもいいから会いたいな♡
—琉偉:Ok。こっちの用事が終わったら連絡するね。

加奈と出会ったのは、2ヶ月前のこと。可愛いし良い子なのだが、付き合っているわけではない。

けれども何度も会っており、既に体の関係もある。

「あのさ、ルイって今本当に彼女いないの?」

加奈がそう聞くのも無理はないだろう。しかし僕の中で答えは出ていた。

「いないよ。ただ、今は彼女作る気になれなくて・・・」

—ごめん、加奈。

心の中でそう詫びながらも、男のズルい性質が出てしまっていたのだ。


この関係性の答えは何?男と女の心理の違いとは

A1:初めて会ったのに、ノリが軽い。


加奈と出会ったのは、10月前半に顔を出した飲みの場だった。

「こちら、琉偉。で、こっちが加奈ちゃん」

紹介された加奈は、美脚が目立つようなミニスカートで、思わず脚に目を奪われてしまった。何となく隣に座って話してみたが、まさかの家まで近い。

「琉偉さんってどこに住んでいるんですか?」
「僕は代官山だよ。加奈ちゃんは?」
「え!私は中目黒なので近いですね」
「そしたら今度、また家の近くで飲もうよ」
「是非行きましょう!」

—可愛いな、この子。

単純にそう思った。そして友人たちが徐々に解散していく中で、僕は飲み足りず、加奈を誘ってみることにしたのだ。

すると彼女は笑顔で快諾してくれた。少し時間も遅かったので気にしていたが、本人は全く平気そうだ。



「加奈ちゃん、時間大丈夫だった?」
「私は全然大丈夫です。明日休みなので。琉偉さんは?」
「僕も明日休みだから大丈夫。よし、そしたら今夜は飲もうか!!」

しかし飲み始めると楽しくなってきてしまい、お互い酔っ払ってきたせいか距離も近くなっていく。

「あれ?もうこんな時間だ」

そんな中で帰り支度を始めた加奈を、僕は引き止めた。

「もう帰っちゃう?もう少し飲みたいなぁと思ったんだけど・・・」
「とはいえこんな時間だし、眠たくなってきちゃった」

別にここで解散しても構わなかったのだが、言葉とは裏腹に、加奈はさっきからずっと帰り支度はしているものの実際に帰ろうとはしない。

—ん?これは誘っても大丈夫な感じ?

そう察し、僕は冗談交じりでこう聞いてみた。

「じゃあ一緒に帰る?」

今日会ったばかりだしアッサリ断られると思いきや、まさかのちょっと悩んでいる加奈。

「どうしようかな・・・今日は先に帰るよ。でもまた飲もうね!」
「うんまた飲もう!」

—あれ?なんかそういう感じ??

冗談で誘った僕も悪かったが、加奈の反応に少し驚いていた。だがこの時点で、彼女に対する僕の思いが固まってしまったのかもしれない。


男の方から誘ったのに…!残酷な男の本音とは

A2:すぐに来てくれそうだったから。


それから二週間後。友達と飲んでいたのだが飲み足りず、僕はもう1杯飲みたくなった。そう思った時に、真っ先に浮かんだのが加奈だった。

—さすがに当日のこの時間からは厳しいかな・・・

そう思いながらも、加奈に電話をする。

「加奈ちゃん、今から飲めない?会いたいんだけど」
「え?今から?」

おそらく、すでに家でくつろいでいたのだろう。だが加奈は想像以上にフットワークが軽く、すぐに待ち合わせ場所のバーに飛んできてくれたのだ。

「加奈ちゃん、今日も本当に可愛いね。突然呼び出してごめんね。でも会えて嬉しいな〜」
「いやいやごめん。一度家に帰ってたから、ちょっと気合が足りなくて・・・」

たしかに化粧は薄めだが、もともと美人だしスタイルも良いので綺麗だった。そしてそんなことは、正直どうでもいい。

こんな時間から呼び出して来てくれたのは嬉しいが、段々と僕の中で加奈の立ち位置が変わってきた。

「この後どうしようか・・・うちでもう一杯飲みなおす?」

待ち合わせた時間が遅かったこともあり、数杯飲んだだけで閉店時間になってしまった。行くあてもなく、家へ誘ってみる。

すると、加奈はまたまた“アッサリ”とついてきてくれたのだ。



それから、僕は会いたくなったら加奈に連絡をしている。けれども当日でもすぐに来てくれて、遅くても文句を何も言わない。

物凄くいい子なのはわかっているし、可愛いと思う。

だが最初の段階から、“本命”になれる要素が少なすぎるのだ。

初対面の日から露出が高めの洋服で、誘ったら少し躊躇している様子を見せてしまった点。それに加えて、時間を気にせず連絡しても飛んで来てくれる上、面倒なことは聞いてこない。

「今日はどこで飲んでいたの?」
「恵比寿だよ〜。加奈は何してたの?」
「他の友達と軽く飲んでたよ!途中で抜けてきちゃった」
「え!?大丈夫だった?何かごめんね」

そして急な誘いでも友達よりこっちを優先するという判断。嬉しい反面、こういう突然の誘いを断ってくれる女性の方が、男としては追いかけたくなる。

それにあまりにもノリが軽いと、“他の人とも簡単にこういうことをするのだろうな”と思ってしまう。

本命になる女性は、基本的に“自分”をちゃんと持っていて、意志が強い。突然のワガママな誘いに簡単に乗ってこないからこそ、追いかけたくなる。

最初からあまりにも簡単だと、男は追う気をなくし、ぞんざいな扱いになってしまう。

—僕が言えることでもないんだけどさ・・・ごめん、加奈。

そう心の中では思いながら、一度こういう関係になってしまった以上、なかなか真剣に交際したいとは思えないのだった。


▶【Q】はこちら:「だらしない女だと思われた?」男女の関係はあるのに“付き合おう”と言わない男の本音

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デート中に元カノの話題になって…。男が言わなければよかったこととは