2日に渡ってお届けしている、浜辺美波さんとの焼き鳥デート。

創業100年を迎える『伊勢廣 京橋本店』で老舗の味を堪能していただいた後に、勢い止まらぬ活躍を見せる彼女にインタビューを敢行したら、意外なエピソードを語ってくれた!

▶前半はこちら:浜辺美波をダメ元でデートに誘ったら、“プラチナシート”と言われる特別な個室に来てくれた!



「自然にお酒が進んで、会話も弾みそうですよね。打ち解けたい相手とのデートに良さそうだと思いました。その一方で、私だったら気を許した相手とじゃないと出かけないだろうなという気もしました」

本誌のお膳立てによる焼き鳥デートを疑似体験した感想を求めると、女優・浜辺美波さんはそう語った。


ハタチを迎えた今、改めて等身大で過ごしていきたい


その口ぶりがなんとも折り目正しく、〝正統派女優〞とか〝清純派女優〞のオーラを纏ったものだったので、浜辺さんの素顔に少しずつ迫っていけたらと「そもそも焼き鳥はお好きですか?」とざっくばらんな質問から振ってみることにした。

すると、彼女からは意外な答えが返ってきた。なんと、日頃から〝ひとり焼き鳥〞を実践しているというのだ。

思わず「人目が気になりませんか?」という問いが口をついて出たが、どうやら頓着しないらしい。



「勝手がわからない初めての店でもお構いなし。外食は私にとって気分転換でもあるので、慣れない場所の方が刺激的で、かえって楽しめるんです」と控えめな微笑みを返してきた。

想像できなくもない。浜辺さんは11歳のときに第7回「東宝シンデレラ」オーディションに合格して芸能界に入った。

その後、高校生のときに主演した映画『君の膵臓をたべたい』の瑞々しい演技が評価されて、第41回日本アカデミー賞の新人俳優賞などを受賞し、さらに活躍の場を広げた。

今や、映画、ドラマ、CMに引っ張りだこの存在だが、その反動で、時にありふれた日常に紛れ込みたいと思うことがあるのかもしれない。

ところで、2021年に浜辺さんはデビューから10年の区切りを迎える。

年齢は20歳と、まだまだ若い。だが、一般的な人生と比べてすでに多彩な経験を積んでいる彼女は、これから先の10年をどのように生きていくつもりなのだろうか。

水を向けると、当の本人はふんわりとした雰囲気を一変させて、凛とした表情で次のように語り始めた。


浜辺美波が、20歳にしてすでに気づいていることとは?

「今年は踵を下ろそうと思っています。地に足を着けたいんです。

というのも、10代の頃は周りにいるのが先輩だらけだったので、一生懸命背伸びしていました。こうやってインタビューに答えるときもそうです。

ちゃんとしたことを言わなければいけないと自分にプレッシャーをかけて、無難な回答を選びがちでした。後から見返すと、私ってこんな人間だったっけ?と、よくびっくりしました。

でも、長くこのお仕事を続けていくのだとしたら、もっと自然体でやれないと自分がつらくなってしまう。だから、これからは等身大の自分を、意識的に大事にしなければと考えているんです」



若いときに背伸びして自分を大きく見せようとするのは、誰にでも思い当たること。

彼女の素晴らしさは、その〝無理〞に20歳にしてすでに気づいているところにある。


根拠の無い自信でもいい。それがあれば立っていられる


最後に「どんな女優を目指していきたいか?」と訊ねたのだが、それに対する回答は「女優である前に、まずはひとりの人間として、ひとりの女性として、明るく感謝の気持ちを忘れずに、自分の足で立っていられる人でありたい」と、20歳にしてはしっかりとしたものだった。



そこで、少し意地悪かとは思ったが、「自立できるのはすごく素敵だが、現実はそうはいかない。不安になることも多いはず。そのときはどうするのか?」と敢えて畳みかけてみた。

すると、浜辺さんは凛とした表情を崩さずに言った。

「自分が自信を持てる理由をひとつでも見つけられたらいいのではないかと思っています。根拠が無くてもいいんです。

たとえば占いで背中を押してもらうだけでも、勇気がみなぎることがあります。くよくよと膝を抱えるのではなく、自信を得ようと動くことが大切なのかもしれません」

肝が据わっている。必ずや2020年代を代表する女優になるだろう。

どこか不敵な表情を浮かべる彼女を見て、そう確信せずにはいられないのだった。


▶前半はこちら:浜辺美波をダメ元でデートに誘ったら、“プラチナシート”と言われる特別な個室に来てくれた!

■プロフィール
浜辺美波 2000年生まれ。石川県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションにてニュージェネレーション賞を受賞して芸能界に入る。2017年、映画『君の膵臓をたべたい』の演技が認められて、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。現在、北川悦吏子氏が脚本を手掛けるドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』に出演中。

■衣装
[浜辺さん]セットアップ 36,000円、トレンチコート 68,000円〈ともにダイアグラム/ダイアグラム表参道ヒルズ店 TEL:03-6804-3121〉、右耳イヤカフ 13,500円〈ドーラ/ロードス TEL:03-6416-1995〉
[男性]スーツ 115,000円〈タリアトーレ/トレメッツォ TEL:03-5464-1158〉、シャツ 36,000円、タイ 19,000円〈ともにルイジボレッリ/バインドピーアール TEL:03-6416-0441〉、チーフ〈スタイリスト私物〉