TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。8月27日(木)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、コミュニケーションコーチの山﨑洋実さんがコロナ禍における“自分との上手な付き合い方”について述べました。

◆自分とうまく付き合うには?

教職員およそ1,200人を対象に実施したネット調査で、コロナ禍で疲れてきている子や精神的に不安定な子が増えていると見ている人が約9割いることが発覚。今後、いじめや学力格差が広がると見る割合も約9割と高い結果が出ています。

何が起こるかわからない今、山﨑さんはコミュニケーションのポイントの1つに「コントロールできることとできないことの区別をすること」を挙げます。「努力してなんとかなるものとそうでないものがある。それを意識できることが重要」と言い、コロナとうまく付き合っていかなければならないなかで「自分がストレスを抱えないことが大事」と主張します。

そもそもコミュニケーションは2種類あると言われ、1つは「私とあなた」。もう1つが「私(自分)とのコミュニケーション」。とりわけ後者が大事であり、他人からどう思われているか、どう捉えるかは自分次第。山﨑さんは「過去と他人は変えられない。変わるのは自分と未来なので、自分のものの捉え方ができると良い」と言います。

というのも、自分との付き合いは死ぬまで続きます。「誰かが代わりに生きてはくれない。だから、自分とうまくやることはすごく大事。私がコントロールできることをちょっと意識してほしい」と提案。さらには、「嫌なら会社や学校も辞めればいい、でも自分からは一生逃げられないから、自分とうまく付き合い、ご機嫌にしましょう」とアドバイス。

◆生き残るのは「上手に変化していける人」

もう1つのポイントが「感情の成仏」。これは、言い換えると「自分の感情を丁寧に扱うこと」。「感情には良いも悪いもない」ものの、時に他人から否定されることがありますが、山﨑さんは「それは否定できるものではなく、とにかく認め、受け入れること。それが感情の成仏」と説明。

さらには、「自分の感情を丁寧に扱えるようになると、人の攻撃やネガティブな感情にあまり影響を受けなくなる」とも。“自粛警察”の原因の一端もそこにあるそうで、「自分は頑張っているから、本当は辛いのに人を変えようとするが、感情の成仏ができると他人の感情に振り回されなくなる」と山﨑さん。

また、「言葉にして伝えること」も大事。今はみんなが大変なだけに弱音を吐きにくい世の中ですが、「“辛い”と言っていい。“話す”ことは自分から“離す・放す”と言う意味がある」と訴えます。さらに、日本人は人に迷惑をかけてはいけないと言われ育っているだけに、「助けて」と言えないことを問題視。“辛い”や“助けて”と言葉にし、自分の気持ちを認め発することが重要で、それは大人はもちろん、子どもも同じ。学校では教えてくれないことだけに親がしっかりと教えつつ、「コロナはコントロールできないから、(コントロールするのは)自分ということも伝えてほしい」と言います。

最後に、進化論で知られるチャールズ・ダーウィンの言葉「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることができるのは変化できる者である」を引用しつつ、山﨑さんは「これからの時代、上手に自分と付き合って、自分の気持ちを丁寧に扱って、上手に変化していける人が生き残っていくと思う」と話していました。

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<番組概要>番組名:モーニングCROSS放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/番組Twitter:@morning_cross