TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。11月25日(木)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、中3刺殺事件から見る“スクールカウンセリングの現状”について取り上げました。

◆生徒による刺殺事件に衝撃走る…

愛知県弥富市の市立中学校で11月24日、3年生の男子生徒が同学年の男子生徒に包丁で刺され、死亡しました。刺した男子生徒はその場で取り押さえられ、駆けつけた警察官が現行犯逮捕。警察によると男子生徒は容疑を認めているということです。なお、弥富市教育委員会は2人の間のトラブルは「把握していない」と説明。事件の原因究明のため第三者委員会を立ち上げるということです。

◆原因究明とともに大切なのは生徒の心のケア

タレントで起業家の加藤ジーナさんは「非常に残念な事件」と嘆きつつ、「今後どうして(事件が)起きてしまったのか、なぜ防げなかったのかという話になると思うが、そうした報道をその学校の生徒が見てしまうと、もしかしたら止められたかもしれないなど、自分に責任を感じてしまったりすると思うので、生徒も先生も心のケアが大事」と案じます。

今回、生徒の心のケアのために臨床心理士の資格を持つスクールカウンセラーが派遣される予定ですが、キャスターの堀潤は「事件が起きてからケアする前に、恒常的にすぐ相談できる環境があれば」と悔やみ、そうした学校現場の課題をどう解決していくべきかと提起します。

臨床心理士のみたらし加奈さんによると、現在、日本では18歳以下の人は心療内科や精神科、カウンセリングルームなどでメンタルヘルスケアを受けたくても、基本的には保護者の同意がないと利用できないという現状を説明。そのため、「保護者の価値観によるところがあり、だからこそ保護者の同意がなくても利用できるスクールカウンセリングはすごく身近にあるケアの方法」と言いつつ、スクールカウンセリングの問題点を示唆。

それは、スクールカウンセラーの人材不足。「スクールカウンセラーは各校にいない場合もある。いても1人か2人で、しかも1週間のうちに数日間しかいないこともあるなど、そもそもアクセスがしづらいというのは大きな問題」と指摘します。

みたらしさんも、堀と同じく「日頃から人数も含め、きちんとケアできる体制を作っていくことが大事」と主張しつつも、一方で「私のところに届く意見だと、スクールカウンセラーは学生の安全を守るために集団守秘義務を持っているものの、生徒からすると、先生や保護者にバレてしまうという部分で高いハードルがある」とスクールカウンセリングの現状を吐露。

今回、事件の原因究明のため第三者委員会が立ち上げられる予定ですが、「私は第三者委員会のなかにもカウンセリングを設置することは大切だと思う。学校は閉鎖空間になってしまうので、そうしたところでいろいろなケアができる体制が整えば」と期待します。

一方、キャスターの田中陽南は、心のケアの重要性も理解しつつ、スクールカウンセリングについて「友達から離れて休み時間に行くのはハードルが高いので、それこそチャットで相談できたり、今の在り方があると思う」と話していました。

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