TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。4月16日(木)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、税理士の中島加誉子さんが新型コロナでお金に苦しむ人に向け、“今すぐに対応可能な支援策”を紹介しました。

◆税理士が当座をしのぐ支援策を解説

自民・公明両党の税制調査会は4月2日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う税負担軽減策をまとめました。売上高が減少した中小企業を対象にした固定資産税の減免などが柱です。住宅ローン減税の要件緩和なども盛り込み、厳しい経営や生活を余儀なくされる企業と個人の負担軽減を目指します。

政府は「国民一律10万円給付」を打ち出しましたが、財源や配布対象などさまざまな問題があることから、中島さんは「どうしても見通しは先になってしまう」と推測。そこで、この日は今困っている人が当座をしのぐためにできることを紹介。

まず、「お金を手に入れる」こととして、保険会社の「契約者貸付金」と、「緊急小口資金」や「総合支援資金」を提案。これらはどれも無利息で、保証人の必要もないそうです。

契約者貸付金とは保険の解約返戻金の一部を前借りすることで、「(対応が)ものすごく早い」と中島さん。また、通常約4〜5%の利息がつきますが、現在多くの保険会社が無利息に。なお、解約返戻金のあるタイプの保険は、終身保険や養老保険、学資保険、個人年金などで、金額や利息については各保険会社に問い合わせればわかるそうです。

次に、緊急小口資金は金額的には10〜20万程度なものの1週間程度で対応可能で、2年以内に返せばいいそう。現在、生活状況によっては返還が免除されるという話もありますが、中島さん曰く、それはどうなるか未定だとか。一方、緊急小口資金よりは時間がかかるものの、最大60万円程度出るのが総合支援資金で、これは返還が10年以内。これらの問い合わせは、全国の社会福祉協議会となります。

◆毎月の固定費はひとまず交渉すべき!

お金を手に入れることに続き、出ていくお金を減らすべく固定費に注目。「これは結構支払いの猶予ができる」と中島さんは言います。

それこそ税金は、国税であれば税務署に、固定資産税であれば市区町村に相談するといいそう。もともと猶予の制度はあるものの、「新型コロナの影響で弾力的に運用してくれるので、交渉すると意外と通る」と中島さん。

その他にも、携帯電話は大手三社が5月末までの支払いを猶予。ただし、これも各契約会社に連絡する必要があります。また、民間の電気会社やガス会社の料金が1ヵ月の繰り上げになっている一方、上下水道は自治体が管理しているため、東京や横浜などは最大4ヵ月の猶予があるそうです。

そして、保険会社も通常では支払いが遅れると1ヵ月程度で契約が失効してしまうものの、現在は6ヵ月などの猶予期間を設けているところがあると中島さんは話していました。

社会学者の西田亮介さんは「いろいろな支援施策があるので、調べていただくことが重要」と中島さんの意見に同意しつつ、一覧でわかりやすくまとめられているものとして首相官邸のWebサイトにある「生活と雇用を守るための支援策」を紹介。このサイトは事業者向け、生活者向けの両方が一覧でき、随時アップデートされるそう。そして、給付も時間がかかるだけに「今は貸し付けも大変有利な条件になっているので活用することが重要」とアドバイスしていました。

番組では、視聴者に「10万円給付が実現したら、何に使いますか?」というテーマで生投票を実施。結果は以下の通りです。

◆10万円給付が実現したら、何に使いますか?生活費・事業費……2,361票遊興費……245票貯蓄・投資…597票その他……336票

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<番組概要>番組名:モーニングCROSS放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/番組Twitter:@morning_cross