日本の飛行機が飛べない“横田空域”…「東京の空は誰のもの?」

TOKYO MX朝のニュース生番組「モーニング CROSS」。10月16日(火)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんが東京上空の“空域”の現状について意見を語りました。

在日米軍横田基地に、垂直離着陸輸送機CV22オスプレイが正式配備されました。離着陸や首都圏上空の飛行が日常化しており、近隣住民の不安の声が高まっています。

◆新潟から伊豆半島まで広がる“横田空域”
鳥越さんは、関西や福岡方面から羽田空港に向かう民間飛行機の航路について解説しました。このルートを飛ぶ飛行機は東京上空には直接入らず、いったん房総半島上空まで行き、千葉県側から迂回する形で羽田空港に着陸しています。直接、東京上空に入らない理由として、羽田空港の西側上空に「横田空域」と呼ばれる空域が存在していることを挙げました。

米軍が管制権を持つこの空域は、羽田空港の西側上空のみならず、新潟県や伊豆半島を含む1都8県に及ぶ広大なものです。鳥越さんによると、2020年東京オリンピック開催に合わせて、日本政府は外国人観光客増加を狙い、羽田空港の国際線の発着本数を増やすため、アメリカ側に「横田空域の一部の管制権を、日本側に渡してほしい」と申し入れを行ったと言います。しかし米軍からは「認められない」と断られました。この理由について鳥越さんは、「日米地位協定があるからだ」と説明しました。


◆横田空域を飛行するには、米軍の許可が必要
日米地位協定によって、横田空域は米軍が管制権を持つことが認められており、横田空域を日本の飛行機が飛行するには、その都度、米軍に許可を受ける必要があるそうです。鳥越さんは、安倍晋三首相がかつて「日本を取り戻す」というスローガンを掲げていたことに触れ、「安倍首相にはぜひ、日本の空も取り戻してもらいたい」と語りました。

また鳥越さんは、かつて沖縄で米軍のヘリコプターが墜落事故を起こしたとき、日米地位協定の規定によって、日本の警察が事故の検証作業ができなかったことを紹介しました。これに意見を求められた国際ジャーナリストで、アメリカ出身のケビン・クローンさんは、「事故の検証をすれば、米軍機の弱点を国内外に知らせることにつながったかもしれない。アメリカの軍事戦略上の機密事項は、たとえ同盟国であっても日本には出せなかった」と答えました。


番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月〜金曜  7:00〜8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組webサイト 
http://s.mxtv.jp/morning_cross/


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