ミニスカートは「性犯罪を誘う」? 制服メーカーのポスターに批判

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。1月17日(木)の放送では、短いスカートは“性犯罪”を誘発するとの表現に批判が集まっている、制服メーカーのポスターについて意見を交わしました。

制服メーカー大手の「菅公学生服」が作製したポスターに不適切な表現があったとして、同社がポスターの回収を始めたことがわかりました。

このポスターは、スカートをはいた女子生徒の後ろ姿のイラストとともに、「自分が『カワイイ』と思った短いスカートによって性犯罪を誘発してしまいます」との文章が記載されているもの。今月、このポスターを「おかしい」と指摘するインターネットの書き込みがあり、それをきっかけとして批判の声が上がっていました。

これを受け、菅公学生服はポスターを回収するとともに、公式Webサイトに謝罪文を掲載。「女性蔑視や軽視を意図するものではない」と説明しています。


◆気になるのは作製した“理由”

サイバーエージェント次世代生活研究所 所長の原田曜平さんは、菅公学生服がこのポスターを作製した理由について疑問を呈します。そして、2つの仮説を挙げました。

1つは、メーカーがデザインした制服を「切らずに大切に着てほしい」という願いからポスターの作製に至ったという説。そしてもう1つは、メーカーがCSRの観点から作製したという説です。

CSRとは、企業は利益を追求するだけでなく、地域社会や環境などのための活動も行うべきとする理念で、「企業の社会的責任」という意味で使われます。今回の菅公学生服について原田さんは「企業の社会的メッセージとして、防犯にも心配りをしていることを打ち出したかったのでは」と推測し、続けてこのように指摘しました。

「そうだとするならば、(ポスター作る前に)社会の状況をきちんとリサーチするべきだった。それをせずして社会的メッセージを出すのは本末転倒」

また、リサーチ不足の結果としてポスターを回収しているのであれば「『うちの商品を買ってください』というポスターのほうがよっぽどよかった」との厳しい言葉も飛び出しました。


◆すべて“男性目線”なのか

実業家の栄藤仁美さんは、今回のポスターの表現について「捉えようによっては、女性が痴漢を誘発していて(ミニスカートを)はいているのが悪いということになる」と指摘し、「女性蔑視にあたる発言になるのでは」と意見しました。

続いて、言葉選びの視点についても言及します。
栄藤さんは「社会人女性は『身だしなみの一環なので化粧をしてきてください』と言われる」と、女性たちが直面する社会常識について話します。そして、次のように述べました。

「女性に“女性らしさ”は求めるのに、犯罪を誘発するので“カワイイ”はよくないとするなら、『この世はすべて男性目線で作られているんですか?』ということになってしまう」

ポスターについては「言葉がミスチョイスだった」と指摘。学校はファッションを楽しむ場ではないことを踏まえつつ、「制服はきちんと着用するためのものだと思うので、そういうメッセージでよかったのでは」と語りました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時 :毎週月〜金曜 7:00〜8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/morning_cross/


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