“けんけん”で培ったキック! パラ水泳・西田選手の「強さの秘密」に迫る

水内猛、室伏由佳、宮下純一の元アスリートの3人が、毎回さまざまなジャンルのスポーツを紹介していくTOKYO MXのスポーツ番組「BE-BOP SPORTS」。10月1日(月)放送の「カウントダウンTOKYO」のコーナーでは、パラ水泳の西田杏選手と小山恭輔選手が登場。強さの秘密と「ジャパンパラ水泳競技大会」を終えた心境に迫りました。

◆2020年東京パラリンピック期待のスイマー
西田選手は、生まれながら左腕上腕欠損と右足大腿骨欠損の障がいを抱えている。身長150cmと小柄ながら、2017年の日本選手権水泳競技大会では、バタフライ(S8クラス)の50mと100mで2冠を達成。2020年東京パラリンピックでの活躍が期待されているスイマーの1人だ。

宮下が彼女を取材したのは2018年1月。西田選手の泳ぎを見た宮下は、「右腕と左足で水をかくので、互いのバランスを取るのがすごく難しいと思う。それでも、しっかりと体の軸を保ちながら泳げているのが速さの秘密」と分析した。

保育園の頃から義足を使っていたという西田選手は、当時から“けんけん”での歩行ばかりだったという。走り回る友達を、けんけんで追いかけていた幼少期の経験が、力強いキックを生み出す強靭な下半身につながっていたのだ。


◆世界トップ選手とのレースが刺激に
2018年9月に開催されたジャパンパラ水泳競技大会に出場した西田選手。今大会で、彼女はメインのバタフライではなく、自由形のみに出場していた。その理由はルール改正。これまでとは異なる新たな泳ぎを身につける必要があり、その調整が間に合わずバタフライでの出場を断念した。そして、新たな挑戦として、自由形での出場を決意したのだ。

迎えた自由形100m(S8クラス)決勝。西田選手の前に立ちはだかるのは、2016年リオデジャネイロパラリンピックで4つのメダルを獲得したオーストラリア代表のラキーシャ・パターソン選手だ。西田選手は、勢いよくスタートを切ったものの、徐々にトップとの差が開いていき、50mを折り返した時点でその差はおよそ10mに。結果は、パターソン選手におよそ15秒差をつけられ3位に終わった。

大会を振り返り、「目標としていた自己ベスト更新には届かず、とても悔しい結果になった」と唇を噛む。そして、「世界記録を持つ選手と一緒にレースすることができて、とてもいい刺激になった。結果は振るわなかったが、そこからいろいろな課題を得ることができた」と胸の内を語った。この悔しさを2018年12月開催の日本選手権水泳競技大会で晴らすべく、西田選手の挑戦は続く――。


◆パラリンピック3大会に出場し2つのメダルを獲得
もう1人の注目選手・小山選手は、2008年北京パラリンピックを皮切りに、3大会連続でパラリンピックに出場。50mバタフライ(S6クラス)では、北京パラリンピックで銀メダル、2012年ロンドンパラリンピックで銅メダルを獲得している期待のスイマーだ。

2018年6月、小山選手に試練が訪れる。S6クラスから、1段階障がいの軽い“S7クラス”へ変更になったのだ。S7クラスは、世界記録で比較してみても、それまで所属していたS6クラスより1秒以上速く、より厳しい戦いを強いられることは必至。そんななかで迎えたジャパンパラ水泳競技大会は、S7クラスに挑む初の大舞台となった。


◆辛うじて3位入賞を果たす
今回の最大のライバルは、2017ワールドパラ水泳世界選手権大会の50mバタフライで優勝したコロンビアのカルロス・ダニエル選手。序盤からカルロス選手にリードされ、その差は徐々に開いていった。1位のカルロス選手に2秒以上の差をつけられたものの、小山選手は3位入賞。メダリストとしての意地を見せ、辛うじて表彰台を死守した。

大会を振り返り、小山選手は「クラス変更もあり、ルールも変わったので、自分を受け止めきれなかった大会」だと振り返る。そして、「今まで獲ってきたメダルはもうないものと考えて、チャレンジャーとしてやれることをやるだけ」と気を引き締めた。メダリストというプライドをかなぐり捨て常に自己ベストを目指す小山選手。クラス変更という立ちはだかる壁にもひるむことなく、その目はしっかりとパラリンピック4大会連続出場とメダル獲得を見据えていた。


<番組概要>
番組名:BE-BOP SPORTS
放送日時:毎週月曜 20:00〜21:00
MC:水内猛、室伏由佳、宮下純一
ナレーション:宮島咲良
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/sports/bebop_sports/


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