憧れの住宅地「世田谷」で“新築マンション”が売れ残っている事情

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。12月11日(火)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、東洋経済オンライン編集長の武政秀明さんが、東京都の新築分譲マンション市場について語りました。

ここ数年、都内の新築分譲マンション市場では竣工前の完売が多く、価格も上がり続けるほど業界全体が好調でしたが、現在、需要は減少傾向にあるようです。大手住宅情報サイトで“世田谷区の新築分譲マンション”で検索し、該当した10物件のうち、竣工後も販売中となっている物件は5件あり、総戸数のおよそ4割が売れ残っているそうです。

◆マンション価格は“平成バブル期並み”!?

“世田谷区”といえばブランド価値の高いエリアの1つです。武政さんによると、販売に苦戦している物件を調べていくと、最寄り駅から徒歩15〜20分と若干距離が遠く、閑静で子育てしやすい環境ではあるものの、スーパーマーケットや飲食店、ATMなどが近くにないなど不便なものが多かったそう。

これまでは“世田谷価格”と言われ、多少価格が高くても売れていた時代がありましたが、「現在は売れなくなってきている」と武政さん。
不動産経済研究所のデータによると、首都圏マンションの平均価格は2013年〜2017年の過去5年間でおよそ1,000万円も上昇。“平成バブル期並み”とも言われています。

新築分譲マンションの価格の概ねの内訳は、業者の利益、販売管理費(広告費や営業経費)、建設費、土地代です。2020年東京オリンピックの開催を控えている今、都内の土地代は上がっているほか、人手不足による人件費の値上がりなどで建設費が上がっていて、価格を上げざるを得ない状況にあるようです。


武政さんによると、業者は価格の上げ幅を抑えるために、住居の広さを絞る、設備のグレードを落とすなどで対策を講じているようですが、「購入検討者にそれが見透かされてしまっている」と指摘し、次のように述べました。

「潜在的な統計に表れていないマンションの“在庫数”がものすごく増えている状況にある」

そうしたなか、大手ディベロッパーの多くは、値下げをするとブランド価値を下げてしまうことを懸念しているようですが、「それもいつまで持つのか」と現状を語りました。


◆新築分譲マンションの買いどきは?

2019年10月に消費増税が施行されることから、増税前にマンション購入の検討を急ぐ人もいるなか、武政さんは「この先、中古物件の価格も含めて、東京オリンピックが終わると価格が落ちてくるんじゃないか」と推測します。そして、あくまで個人の見解として「しばらく様子を見たほうが良いのではないかと思う」と私見を述べました。

武政さんの話を受け、大阪在住のパーソナルトレーナーの中野ひろゆきさんは「東京はスゴく便利。だから、駅から少し遠くても健康のためにも歩けばいい。世界的に見ても、(東京は)これだけの大都市で比較的安いほう。僕なら喜んで世田谷に住みます」と感想を話していました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時 :毎週月〜金曜 7:00〜8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/morning_cross/


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