外国人「庭師」が語る、日本の“徒弟制度”の素晴らしさとは?

TOKYO MX朝のニュース生番組「モーニングCROSS」。8月9日(木)放送の「オピニオンCROSS」のコーナーでは、タレントで庭師の村雨辰剛さんが、日本の「徒弟制度」について解説しました。

後継者不足などを原因に、毎年約3万件の企業が休業や廃業を余儀なくされています。東京商工リサーチの調査によると、2018年になってその動きは加速しており、人手不足に関連した7月の倒産件数は今年最多の41件。そのうち代表者の死亡や引退による「後継者難型」の倒産は32件あり、去年の調査から倍増しています。

◆目の当たりにした後継者不足
スウェーデン生まれの村雨さんは、日本文化に関心を持って高校卒業後に来日し、23歳のとき愛知県の庭師に弟子入りしました。
村雨さんによると、造園業界でも後継者不足は進んでおり、関係業者が次々と廃業していく様子を目の当たりにしたと言います。たとえば、日本庭園を造る際に欠かせない竹を扱う業者について、「需要がなくなったわけではないのに、後継者がいないという理由でほとんどなくなってしまった」と振り返りました。

さらに、徒弟制度について解説。中世ヨーロッパで確立した職業技術訓練にルーツを持ち、日本では江戸時代に広く普及しました。一般的な徒弟制度では、まず「親方」がいて、その下に一人前になった「職人」がおり、さらにその下に雑用もこなす「徒弟(弟子)」によって成り立っています。親方は徒弟を雇う場合、衣食住は保証しますが、賃金は支払わず若干のお小遣いを与えるだけと言います。そして、徒弟は親方の家に住み込んで、職業技術を学ぶほか、雑用をこなしながら職人を目指します。

ただ、近年は徒弟が親方の家に住み込む形は、ほとんど姿を消したそうです。村雨さんも、安いアパートを借りられる程度の給料をもらい、“通い修行”をしていたと語りました。


◆“徒弟制度”を後継者不足解消に繋げたい
村雨さんは、「この徒弟制度を生かし、後継者不足の解消に繋げられないか」と提案しました。外国人にとって、日本の固有文化の奥深さは非常に魅力的だそうです。そして、「西洋は強い個性が美徳とされ、常に自己主張をする文化だ」との意見を述べます。これに対し日本の場合は、「自己主張しなくていいほど、それぞれが個性を持っている。これは素晴らしい」と語りました。

村雨さんは、日本の若者に海外に行くことを勧め、「外から日本を見ることで、日本には素晴らしい徒弟制度があることに気付いてほしい」と訴えます。そのうえで、「徒弟制度のなかで自分のライフワークを見つけ、後継者がいない状況を改善していってほしい」と説きました。


<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時 :毎週月〜金曜 7:00〜8:30
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/morning_cross/


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