新宿区大久保で「つつじ」の花が名物となった意外な理由

東京の魅力を再発見するTOKYO MXの情報生番組「週末ハッピーライフ!お江戸に恋して」。9月8日(土)放送の「朝比奈彩の進め!江戸小町」のコーナーでは、新宿区大久保界隈の歴史スポットを巡りました。

◆“鉄砲百人組”に由来する「皆中稲荷神社」
大久保という地名は、かつて、この辺りに川が流れており、周囲に比べ“窪地”になっていたことが由来と言われています。そんな大久保界隈で最初に訪れたのは、1533年創建の「皆中(かいちゅう)稲荷神社」です。

江戸時代、この周辺には、戦に備えて鉄砲を主な武器としていた武士たちの集団「鉄砲百人組」が住んでいました。そのうちの1人の夢に、この神社のお稲荷様が現れたところ、射撃の腕前がたちまち“百発百中”になるほど上達。そこから、皆中(みなあたる)の字を当てて、皆中稲荷神社となったそうです。

そんな背景から、神社で用いられている絵馬には、的を射抜いた矢や「開運的中」などの文字が描かれています。また、新大久保駅周辺の百人町の地名も、鉄砲百人組に由来しています。


◆鉄砲百人組が栽培を始めた「つつじ」
大久保では、明治時代には「つつじ園」が完成しました。当時は花見がレジャーとして人気だったこともあり、明治天皇が訪問するなど多くの観光客で賑わったと言われています。実は、そんな大久保のつつじにも、鉄砲百人組が深く関係しています。

鉄砲を生業にしていた彼らでしたが、江戸時代は“天下泰平”だったため、鉄砲を使う場面がほとんどなく、時間を持て余していたそうです。加えて給料も良くなかったため、家計の足しにしようと火薬を肥料代わりに、内職としてつつじの栽培を始めました。これが、大久保名物のつつじのルーツと言われています。その後、宅地化や戦争の影響で見かけることは少なくなりましたが、現在でも新宿区の花はつつじとされています。


◆平将門の鎧が眠る「鎧神社」
続いて、約1,000年前に創建された「鎧神社」を訪れました。ここは神話に登場するヤマトタケルが、甲冑などを隠した場所と伝えられています。さらに、平安時代の武将・平将門とも深いゆかりのある神社として知られています。

将門は“新皇”を自称して関東を中心とした新しい国を作ろうとしました。しかし、朝廷に逆らったとして、わずか2ヵ月後に討ち取られ、京都でさらし首の刑に処されます。しかし将門の首は、関東へ飛んで戻ったとの伝説が残されています。そのため、将門を討ち取った武将はたたりを恐れ、鎧神社に将門の鎧を埋めたと伝えられているそうです。


かつての鉄砲百人組たちに由来する場所や、平将門ゆかりの場所など、多くの歴史が息づく新宿区大久保界隈。みなさんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

<番組概要>
番組名:週末ハッピーライフ!お江戸に恋して
放送日時:毎週土曜11:00〜11:55
レギュラー:朝比奈彩、松尾雅治、堀口茉純、田中雅美
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/variety/edokoi/
番組Twitter:@edokoi9ch


関連ニュースをもっと見る

関連記事

おすすめ情報

TOKYO MX+の他の記事もみる

関東甲信越の主要なニュース

東京 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

地域 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

地域選択

記事検索