日本スポーツ界の“パワハラ”…解決のヒントは「米大学スポーツ」にある

TOKYO MX朝のニュース生番組「モーニングCROSS」。10月5日(金)の放送では、スポーツアンカーでタレントの田中大貴さんが、アメリカの大学スポーツを参考にした、スポーツ界の「パワハラ」解決のヒントについて語りました。

日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で反則行為をした宮川泰介選手が、部に復帰しました。宮川選手は、2018年5月に会見を開き、内田正人前監督の指示で反則行為をしたと告白。その後は競技から離れていました。宮川選手は代理人を通じて、「迷惑をかけたチームメイトに対する償いとして、部に復帰して、チームを再建していきたい」とのコメントを発表しました。

◆アメリカでは、指導者と選手に上下関係は存在しない
田中さんは最近、アメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で、各スポーツ部の取材を行ったそうです。現地の選手がどのような指導を受けているかや、どのような環境でスポーツに取り組んでいるのかなど、学生の生の声を集めたと言います。その結果、「日本で頻発するスポーツ界のパワハラ問題解決へのヒントは、アメリカの大学スポーツ界にあると強く感じた」と語りました。そのポイントとして4つの点を説明しました。

1点目は、指導者と選手の間に、日本のような上下関係は存在しないという考えがあること。両者が、良き友人であり、良き兄・姉という感覚があるそうです。
2点目は、指導者は、自信の考えを押し付ける“トップダウン”式の指導ではなく、選手の自主性を伸ばす“ボトムアップ”型の指導ができなければ、指導者として認められない風土があること。これは大学スポーツに限らず、MLBやNBAのようなプロスポーツでも同様だと言います。

3点目は、1年生も4年生も、お互いをファーストネームで呼び合う文化があり、選手間に実力評価の優劣はあっても、年齢や学年で力関係が決まることはないこと。
4点目は、選手として結果が出せなければ、見切りをつけられるのが当然ということ。厳しい指導があるのではなく、厳しい結果が待っているという自覚が学生にあるのが特徴です。


◆アメリカのスポーツ界に「パワハラは存在しない」
アメリカのスポーツ界では、自主性が重んじられる一方、実力主義が徹底しています。そのため、田中さんは「理不尽な暴力はない」との見方を示したうえで、「パワハラも存在しない」と断言しました。

さらに、アメリカのスポーツ界では「選手のモチベーションをいかに結果に繋げるかが最も重要視されている。厳しい指導方針よりも、人心掌握に長けた指導者が評価される世界だ」と語りました。たとえば、野球でバッターが三振しても、「なぜ三振したんだ」と責めるようことは言わず、「よくバットを振った。次は良いパフォーマンスができる」というような指導が行われているそうです。

田中さんの説明を受け、音楽家の秦万里子さんは、日本の音楽業界では生徒を頭ごなしに叱るような指導があると言います。そして、「ピアノを辞めた理由を尋ねると、『先生に手を叩かれたから』と言う子が多い」と話しました。これに対し、アメリカでは「なぜそういう演奏をしたのか」と問いかけるなど、生徒を尊重した指導が行われていることを紹介しました。


<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時 :毎週月〜金曜 7:00〜8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:http://s.mxtv.jp/morning_cross/


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