「第74回毎日映画コンクール」が13日、神奈川県川崎市内で行われ、映画「町田くんの世界」に主演した関水渚(21)がスポニチグランプリ新人賞を受賞した。

 石原さとみ(33)に憧れ、「ホリプロタレントスカウトキャラバン」を経て芸能界入り。オーディションで主演を勝ち取った。北島直明プロデューサーは「彼女が号泣して、オーディションにならなかった。3回チャンスをあげてもどうしても泣いてしまい、4回目で誰とも違う芝居を持ってきた」と振り返る。

 関水は「石井裕也監督の作品が好きで、本物を前にしたらオーラがすごくて思わず泣いてしまった」と振り返るが、この“泣き落とし”で主演を勝ち取った。

「初の映画出演で、本格的に芝居をやること自体初めてだったが、ハマってしまった。自分と違う別の人格になって、いろんな人生をのぞけるのが魅力。今やこれがないと生きていけないほど、活力となっている」。女優の資質を開花させることで名高い石井監督から何度もリハを繰り返して指導を受け、すっかり芝居に目覚めた。

 すでに映画賞を総なめにし、その才能に注目が集まっている。関水は「この作品がなければ、芝居の素晴らしさ、楽しさがわからなかった。これも監督やプロデューサーのおかげ」と感謝しつつ「これからも多くの作品に出演して、息の長い女優になりたい」と恩返しを誓った。