自民党の参院議員が実施した「不安に寄り添う政治のあり方勉強会」(座長・世耕弘成参院幹事長)が、永田町で注目を集めている。

 昨年の参院選でネット選挙を展開して54万票を獲得した同党の山田太郎参院議員(52)は、ツイッターで不安に関するアンケートを実施し、1741人(意見数2259件)から回答を得た。

 その結果、同会の主要テーマの一つが「若者の不安」に決まり、山田氏は13日にアンケートの調査結果を世耕氏に提出した。山田氏によると、時間が短かった調査ながら、国民が抱く「不安」の深刻さに驚かされたという。

「全般的に経済面での不安が上位を占めていました。回答者の属性(地域・年齢)は若干、関東の比率が高かったです。若い年代は労働や収入に関して強い不安感があり、年齢を重ねるごとに老後や介護に不安が移っている」(山田氏)

 特筆すべきは年金や社会保障問題で、20代の若い世代の不安の比率が、60〜70代の高齢者を上回っていたこと。「労働、収入減、支出」では、若い世代の悲痛な声が多く上がった。

「衣食住のうち、住として家賃や電気、水道、ガス代、スマホやネット環境の維持費が、働いた賃金の3分の2になる若者もいた。20代の若い世代が将来に対し、不安を抱く社会は健全でない。10代の政治に対する不安もほかの年代と比べて多かった。自民党の政策に対する批判的な声も多く、今の民意に近い結果といえます」(同氏)

 同会には、山田氏と当選同期の「SPEED」元メンバーで、内閣府の防災担当政務官の今井絵理子参院議員(36)も参加している。

 山田氏は「今井氏は内閣府にいますが、若い人たちの不安を独自に収集したと思います。今回の調査で、若者がお金や将来に漠然とした不安を抱く実態が分かったことで今後、世耕氏を中心に自民党の政策が果たす役割が重要になると受け止めています」と話している。