作家の百田尚樹氏(64)が9日、自身のツイッターで「作家みたいな職業は生きるか死ぬかの時代には必要ない」と持論を語った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのジャンルの職種で収入が激減し悲鳴が上がっている。作家も例外ではないが、百田氏は「三月の終わりから書店の多くが閉まっていて、本の売り上げは激減どころの話じゃないが、小説家で『金をくれ』と言った人はいない」と主張。

 続けて「さすがは作家!と言いたいが、当たり前の話。作家みたいな職業は生きるか死ぬかの時代には必要ない。金は本当に必要な人に回せ!作家なんか一番後回しでいい」と持論を述べた。

 さらに「というか、いらない! 小説家は人々に『面白い話をするから金をくれ』という仕事。皆が金のない時代は、一円も入らないのが小説家。また経済が上向いて、皆が豊かになったら、その時に本を買ってもらえばいい」とつづった。

 百田氏は小説「カエルの楽園2020」をインターネット上で無料公開。当初は「書籍化する意味はない」としていたが、ツイッターでフォロワーとやりとりする中で「たしかに2020年1月から5月にかけてのゴタゴタは1年後には忘れられて、人々の記憶には結果しか残らないかもしれない。あの時、政府、野党、メディア、識者たちは何を言ってきたのか、その言葉はどんな風に変遷してきたのか、残しておくのは重要かもしれん」と投稿するなど、気持ちは揺れているようだ。