日本テレビ系の教養バラエティー番組「世界一受けたい授業」(土曜午後7時56分)を見てスマホを操作した視聴者に、スマホが使えなくなるトラブルが続出し、同番組がホームページで釈明する事態になっている。

 同番組の27日放送分では「あなたのスマホがとにかく危ない」と題し、元警察官が個人情報を守るスマホのロック方法「SIMカードロック」を紹介。SIMカードに設定できる4桁の数字「PINコード」を初期設定から変更することで、個人情報の流出を防げるとした。これを見た視聴者がスマホを操作したところ、スマホ自体が使えなくなるケースが相次いだという。

 これを受け日テレは、番組ホームページでこう注意を呼び掛けた。

「デジタル犯罪対策の1つとしてご紹介した『SIMカードロック』の説明に関して分かりづらい点がありました。ご紹介した方法には携帯電話会社ごとに異なる操作がありますので、手順を確認できない場合は、操作を控えて頂くようお願い申し上げます。誤ったPINコードを入力し続けるとSIMカードにロックがかかり、一時的に使用出来なくなるおそれがあります」

 PINコードは、キャリア各社で異なる初期設定の番号を3回間違えるとロックがかかり、スマホが使えなくなる仕組み。そうなると携帯ショップに駆け込むしかない。

 そもそも、このロック方法は必要ないという。

 ある携帯電話キャリア関係者は「SIMカードロックはかなり昔の方法で、今回のようなリスクがあるので、現在は治安の悪い国や地域への海外渡航者の方以外にはお勧めしていない。番組ではリスクも放送しなかったために、暗証番号などを入力してスマホが使えなくなる人が続出したのでしょう」と語る。

 デジタル犯罪と防犯対策は日進月歩とはいえ、影響力が大きいテレビ番組は最新情報と注意点を正確に伝えてほしいものだ。