毒舌MCがスタッフに逃げられた――。タレントの坂上忍(53)が司会を務めるフジテレビ系情報番組「バイキング」(平日午前11時55分〜)が10月から、現在の2時間生放送から3時間生放送に枠が拡大されることになった。だが、この番組改編にはキナくささプンプン。坂上といえば同番組での〝パワハラ疑惑〟が再三報じられてきた。とうとう我慢の限界に達したスタッフたちが、ゾロゾロ逃げ出したというから、坂上も喜んでばかりはいられない。

 2014年4月から「笑っていいとも!」の後を継いだ「バイキング」は、フジの〝昼の顔〟にすっかり定着した。

 番組の売りは良くも悪くもMCの激辛トーク。視聴者がひと息つきたいランチタイムに、坂上がレギュラー出演のタレントに対し「どうお考えなんですか?って聞いてんだよ」と強い口調で迫るなど、お茶の間をドン引きさせるのも特徴だ。

 また、坂上は「バイキング」スタッフに〝パワハラ〟していると再三報じられてもいる。これを問題視したフジが同番組を9月いっぱいで打ち切ると「週刊女性」に報じられたこともあった。

 ところが、実際は真逆になった。10月から2時間から3時間に放送枠が拡大。これに伴い、キャスターの安藤優子らがMCを務める「直撃LIVEグッディ!」(平日午後1時45分〜)は、9月いっぱいで終了する。

 だが、この番組改編の経緯がキナ臭い。

 番組開始当初の「グッディ!」は視聴率が2%台に低迷、何度も打ち切り説が出ていたが、現在はかなり盛り返していた。ライバル番組の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)などと視聴率を争い、最近では5%近くを記録していた。にもかかわらず打ち切りとは不可解だ。

 この背景にあるのが、新型コロナウイルスの影響によるフジの広告収入の激減だという。

「フジとしては制作費を削減し、経営を立て直したいようです。昼の番組を一本化して、安藤さんらに退いてもらえば、ギャラを浮かせることができます」(広告代理店マン)

 それ以上に不穏なのが、本紙が6月に既報した末期状態といわれるほど最悪な「バイキング」の番組内の雰囲気だ。

 フジ関係者は「坂上さんが『バイキング』スタッフに対してあまりにも厳しすぎて、多くのスタッフが上層部に『バイキング』を終わらせてほしいと懇願したそうです。自分たちから打ち切りを望むなんて前代未聞。逆に言えば、それくらいキツいというわけです。特に、水曜班と金曜班は悲鳴を上げているみたい」と明かす。

 これを受け、上層部は「バイキング」の全スタッフに〝事情聴取〟を敢行した。すると、スタッフの悲痛な叫びが出るわ出るわ。上層部も「マジなのか…」と絶句したという。

「でも、坂上さんは局の幹部連中と蜜月関係にあります。『バイキング』終了を決断するのは、いろいろと骨が折れる。だから、局内で協議した結果、『グッディ!』をまず終了させ、10月からはその『グッディ!』スタッフを『バイキング』に配置転換し、現『バイキング』スタッフを外すようです」(前出関係者)

 坂上はパワハラ報道の際、週刊女性の直撃に「生放送ですから、間違えたりすれば注意くらいはします。でも叱責なんてことはしませんよ」などと否定していた。

 だが、多くのスタッフからここまで証言が出た以上、番組の放送枠が拡大したからといって喜んではいられない。

「要は、坂上さんは総スカンを食らい、スタッフたちは逃げたも同然というわけ」(同)

 当の坂上は9日放送の「バイキング」で、3時間への拡大をゲットしたことについては言及しなかった。