れいわ新選組の山本太郎代表(45)が正念場を迎えている。16日、同党の総会が参院議員会館で開かれ、動画内での発言に批判が集まっている同党参院選候補者だった大西恒樹氏の処分が除籍と決まった。

 大西氏の発言は3日に配信された動画内でのもの。批判が集まっているのは「命、選別しないとダメだと思う。はっきり言いますけど、その選択が政治。選択するのであればもちろん高齢の方から逝ってもらうしかない」という発言。「優生思想だ」との批判から「現実的だ」という擁護まで同党支持者の中で様々な反応を呼んだ。山本氏の対応次第では支持者が分裂しかねない状況になっていた。

 約5時間行われた総会後に会見した山本氏は「今回の発言は許せるものではない」と自ら除籍を提案したと明かした。大西氏は7日に発言について謝罪と撤回をしていたが、総会のなかで「謝罪を撤回する」と表明。両者の食い違いは明確になっていた。

 大西氏は外資系銀行、起業を経て2019年に同党から参院議員選挙に比例代表として出馬した。なぜ「あなたを守る」との綱領を掲げていた同党から真逆の発想をする大西氏が出馬できたのかについて、山本氏は「まさかです。彼の側面をキャッチできなかったことに怒りがある」と唇をかんだ。

 大西氏は17日に会見するとツイッターで予告。大西氏を支持する人はおり、同党にとっては支持者減につながることは痛手だ。

 東京都知事選直後に勃発した問題に山本氏はお疲れモード。会見中、「脳がかなり疲れてて…すいません」と言葉が出てこず、スタッフに補ってもらったり、長く目を閉じる瞬間があった。ネットでは「やせたのでは」との声も出ている。

 政界で「民主党」復活がささやかれる中、難しいかじ取りが続く。