「嵐」の松本潤(40)が5月30日にSTARTO ENTERTAINMENTから独立することを16日、同社の公式サイトで発表した。いったいなぜこのタイミングなのか? 独立後はどのような活動をするのか? そして嵐はどうなる――。

 松本は独立にあたって「私自身の未来を形作るためには必要な一歩だと感じています」とコメントを寄せた。SUPER EIGHTの大倉忠義とともに演出を手掛けるスタート社のタレントが出演するライブ「WE ARE! Let’s get the party」の大阪公演をもって退所となる。

 昨年はNHK大河ドラマ「どうする家康」で主役を務め多忙だったが、今年は個展を開催したくらいだ。芸能関係者は「松本は出役としてだけでなく、プロデュース業にも興味を持っているが、プロデューサーとして他のタレントの存在感が大きくなっていた」と明かす。

「WE ARE!」でこそ演出を担当しているが、同じく演出担当の大倉は関西ジュニア全般を任されており、評価はうなぎ上り。また昨年、ジュニアが一堂に会した祭典「ALL Johnnys’ Jr. 2023わっしょいCAMP」を演出したKAT―TUN・亀梨和也のプロデューサーとしての評価も急上昇中で、さらに大役を任される可能性は高い。それに比べ、松本の影が薄くなってきたのは事実で、「このまま残ったとしても、やりたいことができなくなっていく可能性は高かった」(同)

 それでも松本にとって独立するというのは悪い選択肢ではない。なぜならスタート社の外に、豊富な人脈を持っているからだ。小栗旬を筆頭に多くの俳優と親交があり、また世界的バンド「ONE OK ROCK」のTakaとも結びつきは強い。「独立して役者として仕事は減るどころか増えてもおかしくない。またコラボライブやゲスト出演も今まで以上にやりやすくなるので、活動の幅は広がるでしょう」(芸能関係者)

 グループの嵐としてはスタート社とエージェント契約しており、それは継続する。今年はデビュー25周年で、デビュー記念日の11月3日にライブ開催などが期待されているが、10月31日から11月2日までイギリス・ロンドンで松本出演舞台「正三角関係」の公演が行われる予定のため、さすがにスケジュール的に厳しいだろう。

「最終的には5人の気持ち次第とはなりますが、5人で『株式会社嵐』を立ち上げていることから、何かしらの動きがあるとみられています。ライブがあるなら来年春ごろと言われています」(同)

 嵐のメンバーで独立するのは、二宮和也に続いて2人目。10代の時から所属した旧ジャニーズ事務所、現スタート社から独立し、どのような動きを見せるのか。