【レスリング】世界選手権 女子62キロ級・川井友が銅メダルで姉妹五輪決定

【カザフスタン・ヌルスルタン20日発】レスリングの世界選手権7日目、女子62キロ級3位決定戦で、川井友香子(22=至学館大)が北朝鮮選手をテクニカルフォールで下し、銅メダルを獲得。2020年東京五輪代表を決めた。実力者の姉・梨紗子(57キロ級、24=ジャパンビバレッジ)に食らいつき、姉妹五輪出場の夢をかなえた。

 前日は3回戦で敗れ人目もはばからず号泣。精神的なダメージが心配されたが、この日は冷静な試合運びで強豪相手に得点を積み重ね、圧勝した。レスリングでは04年アテネ、08年北京大会の伊調千春さん(37)、馨(35=ALSOK)以来の姉妹五輪代表。「ここに来るまでいろいろなことがあってすごく苦しかったんですけど、今こうして2人で代表になれてうれしい」と涙を流した。

 すでに五輪も世界選手権も制している姉のハイレベルな練習をともにし、実力が向上した。川井梨は成長のために男子の名門・山梨学院大に出稽古に行く機会があったが、授業のない時は一緒に出向き、男子でも音を上げるハードな練習を積んだ。姉が左右どちらにもタックルで入れる難しい技術をマスターし、妹も両方できるように習得中だ。

 唯一、姉妹で互いに組み合ってのスパーリング練習は「どうしてもケンカしてしまうので、お互いのためにならない。どれだけ相手がいなくても絶対にやらないと決めた」(川井梨)が、今後も二人三脚の練習は続く。実力者の姉に近づくほど強くなるとあって、東京五輪まで伸びしろは十分だ。

「いつも自分が銅メダルだったり銀メダルだったりするので、今回こそは2人で揃って金メダル取れるように頑張りたい」。大舞台で悲願の姉妹金を目指す。


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