【TPC秋山響の海外競馬解析】2日からドバイで「ドバイワールドカップカーニバル」がスタート。3月28日の「ドバイワールドカップ開催」に向けたシーズンが、いよいよ本格化した。

 そんな中、さっそく大きなインパクトを残したのが、9日に行われたGIIシングスピールS(芝1800メートル)を制したベンバトル(牡6=父ドバウィ、S・ビン・スルール厩舎)。好スタートを決めて先頭に立つと、ほとんど追われることなく、最後は斤量の2キロ軽いフォーザトップ(2018年のアルゼンチンダービー馬)に4・75馬身差をつける楽勝を飾った。

 ベンバトルは2018年3月のGIドバイターフ(芝1800メートル)でヴィブロスに3・25馬身をつけて勝利したほか、同年にはオーストラリアのGIラドブロークスS(芝2000メートル)とドイツのGIダルマイヤー大賞(芝2000メートル)を制した実績を持つ実力馬だ。

 昨年は故障で上半期を棒に振り、下半期の大一番である10月の英GIクイーンエリザベスII世S(芝8ハロン)では道悪に泣いて最下位に惨敗したが、良馬場の今回はきっちりと巻き返し、古豪健在をアピールした。

 今後は2度目のGIドバイターフ制覇が視野に入るはずだが、手綱を取ったC・スミヨン騎手はレース後に「芝よりもダートのほうがいいかもしれない」というコメントを残しており、ダート転向の可能性もありそう。その動向に注目だ。