ラグビー・トップリーグ(TL)のサントリーが“ジェイミー流”で2年ぶりのV奪還を目指している。

 日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=50)は、様々なルーツを持つ選手たちをまとめ「ONE TEAM」をつくり上げて日本を初のW杯ベスト8に導いた。外国出身者と日本人との融合は連係面でプラスに働くため、クラブチーム単位でも欠かせない要素だ。

 サントリーの主将で日本代表SH流大(27)も「外国人と日本人をつないでいくように3人(の主将)でコミュニケーションを取りながらやっている」。元オーストラリア代表フランカーのショーン・マクマーン(25)、同国代表としてW杯を4度経験しているSOマット・ギタウ(37)との3人主将体制で一体感の醸成に取り組む。

 流は、日本代表でもリーダー陣の一員として主将のリーチ・マイケル(31=東芝)らとともにフィフティーンの連係強化に腐心してきた。チームでは2016年から主将を務めてきたが、昨年は多くの時間を日本代表の活動に費やしていたことで“主将力”は大幅アップ。サントリーもジェイミージャパン化が加速しそうだ。

 その効果をチームメートも実感する。日本代表SO田村優(31=キヤノン)の弟であるSO田村熙(ひかる=26)は「チームはラグビー以外のところでもまとまれていると思う」と語るほど。戦術もしっかりフィフティーンに浸透。TL第2節ではNTTドコモ(18日、秩父宮)と対戦するが、V奪還の準備は順調に進んでいる。