J1神戸がカリスマの“魔術”で最高のスタートだ。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第1節が12日に行われ、神戸はジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦(御崎公園)で5―1と圧勝した。

 神戸にACL初勝利をもたらしたのは、やはりこの男だった。前半13分、MFアンドレス・イニエスタ(35)がピッチ中央付近から前線へ浮き球のロングパスを供給。これに反応したFW小川慶治朗(27)がゴール前で完全に抜け出し、相手GKの位置を冷静に見極めてゴール右隅へと決めた。

 その後PKで同点を許すも、直後の28分にDF西大伍(32)からのパスをFW古橋亨梧(25)がダイレクトで右足で決めて勝ち越し。そして後半13分、試合を決定づけるゴールがまたもイニエスタの必殺パスから生まれる。左サイドでボールを受けると華麗なステップから相手の逆を突くタイミングでゴールライン際の狭いエリアでスルーパス。抜け出したDF酒井高徳(28)がゴール前でフリーになっていた小川へ送り、これを難なく決めてダメ押しの3点目を奪った。そして1点追加した後の27分、イニエスタはペナルティーエリア内で右サイドを突破して絶妙のタイミングで相手GKを背後を突くクロスを入れると、フリーの小川が決めてハットトリックを達成。圧倒的な存在感でピッチ上を支配した世界的スターが、今季アジアの舞台で大暴れしそうだ。