全日本プロレス、ノアで活躍した元プロレスラーの鉄人・小橋建太(52)が、両ヒザの人工関節置換術を受けることが分かった。現役時代から爆弾を抱えるヒザにメスを入れるのは今回が8回目。2006年7月には腎臓がんの手術を行っており、全身麻酔による手術を受けるのは14回目になるという。

 13年5月の引退後もヒザ痛との闘いは続いた。筋力が落ちたことで階段の上り下りもしんどくなり、激痛で眠れない夜を過ごしたことも。かねて人工関節を考えていたが、医師からは「年齢が若すぎると、骨に埋め込んでもどうなるか分からない。将来的に歩けなくなる可能性もある」と説明され踏み切れなかった。

 だが演歌歌手で妻のみずき舞(45)との間に誕生した4歳の愛娘が後押しした。「『パパ、こっちに来て』と呼ばれても、ヒザがカクンとなって『痛っ』てなる。しゃがんで遊ぶこともできなかったし『ヒザ痛いの? パパ大丈夫?』と心配された。娘のためにも治さないといけないと思った」(小橋)

 昨年2月のジャイアント馬場追善興行(両国国技館)で“不沈艦”スタン・ハンセン氏(70)と再会した際には、引退後に両ヒザと肩に人工関節を入れた同氏から「まだ人工関節にしてないのか? 痛みなく、今を生きたほうがいい」と助言を受けた。現役プロレスラーでは18年3月にW−1の武藤敬司(57)も同手術を受けており、昨秋に決断した。

 今月中旬に横浜市内の病院で手術を受け、仕事復帰は来月下旬になる予定。小橋は「自分のためにやるのが家族のためにもなる。ヒザで悩んでいる人は多いと思う。リング上で示すことはできないけど、メッセージを送りたい」と拳を握った。