2018年4月のWBC世界フライ級タイトルマッチで前日計量をパスできずに王座を剥奪された比嘉大吾(24=白井・具志堅)が、ノンタイトル8回戦(13日)で復帰。日本人が世界戦で計量失敗となったのはこれが唯一で、比嘉はボクサーライセンスの無期限停止処分を受け、昨秋に解除された。今回が約1年10か月ぶりの再起戦だが、今後について具志堅用高会長(64)は「東京五輪前の5〜6月ごろにもう1試合やらせたい」とのプランを明かした。

 前回は2か月半を切る試合間隔で減量に失敗しており「やはり体重をあまり増やさせたくない」(具志堅会長)。今夏には東京五輪があるため、五輪前に復帰2戦目を行わないと半年ぐらい試合ができなくなる。2年近いブランクがあるだけに、また間隔が空いて必要以上に太るリスクを避けたいところ。さらにWBCではバンタム級ランキング7位と世界挑戦可能の圏内にいるだけに「チャンスがいつ来てもいいように」(同会長)実戦をこなしておく構えだ。

 ジェイソン・ブエナオブラ(25=フィリピン)との再起戦の前日計量では53・9キロの契約体重から100グラムアンダーで一発パス。比嘉は「記者さんたちはオーバーを期待してるのかもしれませんけど」と冗談を言う余裕を見せつつ「約2年、応援してくれた両親やスポンサーのために頑張りたい」と完全復活を見据えている。