山の力で優勝だ。大舞台に立て続けに挑戦する大日本プロレスの神谷英慶(28)が燃えている。

 2016年7月に24歳でBJW認定ストロングヘビー級王座を獲得するなど大日本の若手で先頭を走ってきた。しかしその後は足踏みが続き、シングル、タッグの両タイトルから縁遠くなっている。そんな中、やってきたチャンスが2つのシングルリーグ戦へのエントリー。大日本の「一騎当千」(3月3日、東京・後楽園ホールで開幕)と全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル」(4月6日、東京・後楽園ホールで開幕)出場が決まった。

 当然「めちゃくちゃおいしいですよ! デスマッチ、ストロングに続く『カミタニ』という第3のプロレススタイルを世に広めるチャンスです」と鼻息も荒い。重複する日程もあり、過酷なスケジュールになるが「それは全く問題ないです」。その根拠が「山の力」だ。

 最近、時間ができれば1人で山に入ってキャンプやハイキングをしているという。「山を歩くことでトレーニングにもなるし、試合のことを考えることもできる。その鍛錬があるから連戦は全く問題ないですね」と効果を力説する。おすすめの場所は東京・奥多摩。「JR青梅線で景色を楽しみながら行くんです」とリラックスにもなっている。真冬に小田原の山奥で1人キャンプも敢行。あまりの寒さに死線をさまよって「精神的に成長した」と言い張るが、その勢いで「山の力で両方優勝します!」。冬の時代を超えた“ハイキング神谷”が春の嵐を巻き起こす。