米大リーグ機構(MLB)は19日(日本時間20日)にメキシコとプエルトリコで開催が予定された2カードが、感染者が世界規模で増加している新型コロナウイルスの影響により、正式にキャンセルとなったと発表した。米国務省は感染拡大を阻止するために日本を含む全世界の渡航警戒レベルを4段階中、最も厳しい「渡航中止・退避勧告」(レベル4)に引き上げ、米国人に対し、全ての渡航中止を勧告。国外にいる米国人の帰国検討も要請した。

 キャンセルとなったのは、4月18日(同19日)からプエルトリコのサンフアンで予定していたメッツ―マーリンズ2連戦と、4月28日(同29日)からメキシコ市で予定していたパドレス―ダイヤモンドバックス3連戦の2カードだ。

 昨年3月に日本でマリナーズ―アスレチックスの開幕シリーズ2試合を行い、マリナーズのイチロー(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が現役引退を電撃発表。同6月には欧州初の公式戦、レッドソックス―ヤンキース2連戦をロンドンで開催するなど、これまでMLBは世界戦略を進めてきたが、それに“待った”がかかった。

 全米での感染者数は1万人を超えるなど事態は日に日に悪化。再延期された開幕は早くても5月中旬以降と見込まれているものの、不透明だ。AP通信は18日(同19日)にMLBが6月のドラフト会議の中止を検討していると報じた。6月13日(同14日)からロンドンで予定されているカージナルス―カブス2連戦もキャンセルとなる可能性が高そうだ。