22日のGII阪神大賞典(阪神芝内3000メートル)で、圧倒的人気の菊花賞馬キセキはチグハグな競馬で7着に敗れた。

 父の血が騒ぎ始めたとでもいうのだろうか。出遅れが代名詞でもあったルーラーシップの現役時代をほうふつさせるような大出遅れで、断然人気のキセキは7着に沈んだ。

「返し馬まではいつも通りの雰囲気でした。ゲートが開いてからは出る気が全くなくて、ただひたすらに暴走してしまいました。(次のレースでは)競馬場に着いてからどういった反応を見せるのか心配です」と川田は制御不能に陥った前哨戦を振り返った。

「体調は良かったんですが(レースに関して)それ以外は全部がダメでしたね。ゲートの中で固まってしまったということでもないようですが…」と角居調教師も今回のアクシデントには頭を抱える。

 有馬記念(5着)に続いての出遅れは習慣化してしまうのか。観衆が見守る中での開催なら、おそらく悲鳴が上がったであろう今回の出来事。菊花賞以来のGI制覇を悲願と掲げるキセキに、大きな課題が突きつけられたことは間違いない。