3冠ヘビー級王座を宮原健斗(31)から奪取し、世界タッグと合わせて5冠王となった全日本プロレスの“暴走男”諏訪魔(43)が、新たな夢に向かって走り始めた。

 当面の目標は2年後の創立50周年。「新しい全日プロをつくり上げていく」と気を引き締めたが、その先の夢もある。新型コロナウイルス禍で屋外大会の開催を提唱し、最終的なプランとして「横浜スタジアムでの3冠戦」をぶち上げた(本紙昨報)。さらにハマスタでの大会開催となれば挑戦者も相当なビッグネームが必要となる。かねて諏訪魔が「超えてみたい」と公言しているのが武藤敬司(57)だ。

 W―1の活動休止発表には驚いたというが「デカい舞台で映える人。戦う相手としてはベスト」ときっぱり。だが実際、リングに上げるとなると一筋縄ではいかないという。「あの人の性格を考えると、デリケートに攻めないといけない」。実現には元付け人の経験上、細心の注意を払っていく構えだ。

 もちろん、そのためには長期政権を築くことが絶対条件。「集客力を上げれば夢もかなうかも」と腕をぶす5冠男が、まずは50周年に向かって突き進む。