新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪開催の1年延期が確実になったことを受けて、日本水連は選考方法に頭を悩ませている。

 競泳の五輪代表選考会を兼ねた日本選手権(4月2日開幕、東京アクアティクスセンター)を控えているが、坂元要専務理事(64)は「(五輪開催が)延期の場合にはもう一度見直しをしないといけないのでは」と語った。ただ、線引きは簡単ではなく、強化委員の間でも「(延期が)1年後の場合は『今のルールのままがいいのでは』という意見もあったし『そうもいかないのでは』という意見もあった」。

 また、昨年の世界選手権個人メドレー2種目で金メダルを獲得し、代表に内定している瀬戸大也(25=ANA)についても「“どうするのか”という声もあった」(坂元氏)。

 一方、リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介
(25=ブリヂストン)らと高地合宿を終えた平井伯昌コーチ(56)は「(五輪開催が予定通りに)『ある』ということでみんな頑張っているし、集中している」とコメント。当然、選手にも戸惑いはあるが「常に先を読んで、どんなことがあっても冷静に対処するように」と説いたというが、1年延期で動揺が広がりかねない。

 水連は27日に臨時の常務理事会を開き、日本選手権の実施について協議する予定だ。