【高松宮記念(日曜=29日、中京芝1200メートル)血統調査】初の1400メートル戦だった阪神Cでは、ほぼ馬なりで2着に5馬身差の圧勝だったグランアレグリア。スプリンターとしての資質は十分で初の1200メートルでも不安はない。

 配合はディープインパクト×タピット。タピット(その父プルピット)は先日、老衰で死んだ米年度代表馬にして大種牡馬エーピーインディの系統の中で、現在もっとも成功している種牡馬だ。2014年から16年まで米リーディングサイアーに輝き、ベルモントSの勝ち馬3頭ほか多くのGI馬を送り出している。グランアレグリアの母タピッツフライはジャストアゲイムS、ファーストレイディSとタピット産駒にしては珍しく、芝8ハロンのGIを2勝している。これは祖母の父がアーリントンミリオンなど芝の米GIを4勝したマーリンというのが影響しているのだろう。

 ディープインパクト×エーピーインディ系の配合ではほかに皐月賞、大阪杯を勝ったアルアイン(母の父がプルピット産駒のエッセンスオブドバイ)がいる。この配合はディープインパクト産駒らしい切れ味というより米国的なパワーとスピードの持続力が特徴。4角先頭から押し切ったグランアレグリアの桜花賞は、まさにそういったレースだった。

 大レースを勝ちまくっているディープインパクト産駒も、1200メートルのGIはまだ勝っていない。グランアレグリアは昨年他界した父に初のスプリントGIをプレゼントすることができるだろうか。