日本相撲協会も、来年への延期が決まった東京五輪の動向を注視している。所有する東京・両国国技館が五輪のボクシング会場に予定されていたからだ。来年も例年通り1、5、9月は国技館で東京場所を開催する予定で、すでに日程も決まっている。芝田山広報部長(57=元横綱大乃国)は「本場所がある時期に(ボクシング会場として)貸してくださいと言われても、無理だと思う」との見解を示した。

 本場所の15日間だけではなく、土俵づくりや土俵祭りを行う関係で場所直前の1週間程度は貸し出すことができない。仮に東京五輪が別掲の来年5月となった場合、国技館はボクシング会場として使用できない可能性が高い。また、五輪の延期決定に伴い、今年の8月12、13日に開催を予定していた「大相撲 東京2020オリンピック・パラリンピック場所」(国技館)の中止も決まった。

 相撲協会は新型コロナウイルスの影響で3月の春場所を初の無観客で開催。現時点で次の夏場所(5月10日初日、国技館)は開催方法が決まっていない。さらに五輪の会場問題が浮上するなど、さまざまな難題に直面している。