【NHKマイルC(10日=日曜、東京芝1600メートル)東西記者徹底討論】今年のGWは我慢ウイーク。こんな時こそ、GIレースで胸のすく馬券を取りたいものです。東スポグループ恒例のゴールデンウイーク号では今年もNHKマイルCの予想合戦をお届け。「独創」荒井VS「馼王」西谷。あなたはどちらの◎に乗る?

 荒井敏彦(東京スポーツ):ゴールデンウイークだからってソワソワしないで“ステイホーム”を守ってるんだろうな。

 西谷哲生(大阪スポーツ):今が最高の気候ですからねえ。それでも見たい、行きたい、それにやりたい…ぜ〜んぶGW(=我慢ウイーク)してますよ。そっちこそどうなんですか? 

 荒井:皇居ランに縄跳び、あと最近始めたヨガ教室も自粛してるって。

 西谷:どれも初耳なんですけど、そんなストイックでしたっけ? 

 荒井:ヨガ教室は1回だけ。だって次から休業だもん。

 西谷:たった1回だけで威張らないでよ。そんなん、かんだうちにも入らないし。

 荒井:軽いアピールだけどやっぱりダメかな。

 西谷:当たり前でしょ。ゴールデンウイークの楽しみは来年まで温存。今年はどっぷり競馬漬けで頑張りましょうよ。

 荒井:だな。やっぱ俺には競馬しかないよな、うんうん。

 西谷:(ヘンな自信を持たせてしまったな…)。こんな今でも連休は恒例のNHKマイルC。昨年の勝ち馬アドマイヤマーズは、暮れの香港で日本馬史上4頭目の香港マイル制覇。またそんな馬が出現するんじゃないですか。

 荒井:3歳で海外GI勝ちがもう現実だもんな。今年も強豪マイラーが揃って予想のしがいがあるってもんよ。んで、本命はどれにしたの?

 西谷:今年の3歳GⅠは無敗馬がキーワード。迷いなくサトノインプレッサですよ。

 荒井:母サプレザとは懐かしいよ。英でGI・3勝、日本ではマイルCSで3、4、3着(2009〜11年)。日本の芝に対応できないわけがない。

 西谷:これに父がディープインパクトだから瞬発力勝負がダメとは思えません。くしくもデビュー3戦連続で道悪だったけど、毎日杯を勝った後に陣営は「良馬場での走りを見てみたかった」と残念がっていたくらい。一戦ごとに競馬がうまくなっています。

 荒井:当日が道悪ならともかく、時計勝負でも大丈夫なんかな。

 西谷:パドックの歩様だけ見れば決して褒められたものではないけれど、スピードに乗ると背中を上手に使った体全体での走り。さすが世界の良血といったところでしょう。今の矢作厩舎に逆らうのはご法度ですよ。

 荒井:まだ死角が隠れている以上、強く推せないな。俺は叩き上げのタイセイビジョンにVチャンス到来とみた。

 西谷:半兄ノストラダムスは折り合いが難しく、速いペースを求めて格上挑戦していたくらい。ペースを考えるとGIの流れが合いますね。僕は対抗ですけど。

 荒井:その通り(かぶらないでひと安心)。新馬戦を含めてキャリアのほとんどがハイペース。函館2歳Sは距離というより直線距離が足りなかったし、朝日杯FSがすでにGIレベルの走り。右回りはコーナーで少し膨れる面があるけど、東京はレコード勝ちと出走馬の中でとにかく欠点がない。まあ、マイルにサリオス不在ってことだし即決でしょ。

 西谷:ここ2戦同様によどみのない流れが濃厚なら不発は考えにくい。前走で前に壁を作ってしっかり脚をためる競馬もできた。馬体とともにレース内容も一戦ごとに良化を感じます。

 荒井:なら素直に俺と一緒にすればいいのに。

 西谷:フン(僕が後押ししてあげてるだけなのに)。3番手は人気のなさそうなウイングレイテスト。太め残りに見えたデイリー杯2歳S2着から地力は確か。NZTは中山マイルで不利が定説の大外枠だから参考外。それに4コーナーで外に振られる不利がなければもっと際どかったはず。

 荒井:そのNZTはハイレベル。勝ったルフトシュトロームは2度の不利を乗り越える上がり最速の差し切り勝ち。ガロアクリーク(皐月賞=3着)同様、今年はキンシャサノキセキの当たり年。仮にスタミナを要求される流れになったほうが、さらに持ち味が生きそうな気さえするよ。

 西谷:ペースを握りそうなレシステンシアの名前が出てきませんねえ。

 荒井:俺は単穴止まり。完全に勝ちパターンだった桜花賞は勝ち馬を褒めるべきだろうけど、逃げ馬が3着に粘ったし先行馬に味方した馬場。朝日杯FSを上回るGI勝ちならスピード勝負は望むところだろうけど…。

 西谷:ペースも馬場もタフだったので疲れも心配です。それなら余裕あるローテで臨むサクセッションに注目します。スプリングSは上位2頭に完敗でしたが勝ったガロアクリークが皐月賞3着だから人気ほどの実力差は感じない。レース運びに注文がつかないし1週前がリズミカルな走り。東京のマイルで出番がありそう。

 荒井:ギルデッドミラーはパワーに勝る走り。折り合い面の難しさはあっても、前走はうまく我慢が利いていた。半兄は中距離重賞ウイナーとスプリンターながら高速決着を得意にする馬たち。牝馬は牝馬でもこっちでした、って結末もアリじゃない?

 西谷:当日までまだ時間があるし、今週末こそステイハッピーを目指して頑張っていきましょう。