リミット迫る!? ゴルフの国内女子ツアーは「宮里藍サントリーレディス」(6月11日〜、兵庫)、「資生堂アネッサレディス」(7月2日〜、神奈川)の中止が決定。新型コロナウイルスの感染拡大により、これで今季37試合中16試合が中止になった。前者は今季からサントリー所属となった渋野日向子(21)がホステスプロとして、後者は前年覇者として出場する予定だっただけに、大きな盛り上がりが期待されていた。

 これまでは試合の開催順に合わせて中止が発表されてきたが、今回は「ニチレイレディス」(6月19日〜、千葉)、「アース・モンダミンカップ」(6月25日〜、千葉)より先に「資生堂――」の中止が決定。JLPGAは「結果的にそうなっていただけで、従来も順番に発表していたわけではありません」と話しており、今後も“飛び石”での発表はあり得るという。

 さらに注目されるのが、残りの試合数。仮に飛ばされた形の2試合も中止になれば、残りは19試合。公式には発表されていないが、選手たちには今季17試合以上が開催された場合には従来の規定を適用し、賞金シードなどを決定する方針が伝えられている。16試合以下になれば、従来の規定を適用しない可能性があるということ。JLPGAでは「17試合はあくまで目安。決定であれば発表します」というものの、このボーダーラインが迫っているのは確かだ。

 これ以上、試合が減れば、今季の出場権を来季に持ち越すなどの特例措置の検討が必要。その際には昨年のQT(予選会)上位選手と今年11〜12月のQTの兼ね合いなど新たな課題も出てくる。

 中止が相次ぐ国内外の他ツアーも直面する問題。渋野は「サントリーレディス」大会事務局を通じ「とても残念ですが皆さまと笑顔で会えるように今は我慢をする時だと感じています。今は私にできることをしっかりとして、開催に向けて調整を続けていきます」とコメントを出したが、選手によって立場は異なるだけに、全員の理解が得られる結論を出すのはかなり難しそうだ。