巨人が最大4点のビハインドを跳ね返し、逆転勝ちに成功した。26日のヤクルト戦(神宮)で9回、代打・重信慎之介外野手(27)の1号逆転2ランが飛び出し巨人が6―5でシーソーゲームを制した。

 1点を追う9回一死二塁、代打で登場した重信はツバメの抑え・石山の133キロスライダーをしっかりとらえ右翼スタンドに叩き込んだ。重信の今季1号2ランで逆転すると最後は守護神デラロサがキッチリと締めた。

 今季初のお立ち台で重信は「とにかく次に繋げる気持ちで入りました。打った瞬間は(外野を)超えてくれという感じでしたけど入ってくれて、ベンチもこれ以上ないくらい祝福してくれてうれしかったです」と笑顔を見せた。

 原監督も「いいところで彼の〝こぢから〟が出たよね。抜けるとは思ったけど、入ったとは思わなかった。彼の思い切りの良さが出たと思います」と目を細めた。

 この日、巨人は開幕から2連勝を狙ったエース菅野智之投手(30)が6回途中5失点KOとチームに嫌なムードが漂った。それでも7回亀井の適時打、8回中島の2点適時二塁打であと1点まで迫った。9回、先頭の吉川尚が中前打で出塁し一死二塁と同点の好機で重信が代打で登場した。

 この日、重信はイースタン・リーグ楽天戦(ジャイアンツ球場)に「1番中堅」で先発出場してから神宮に移動。「親子ゲーム」をこなし今か今かと出番を待っていた。

 チームの首位陥落危機を救った重信は「強い打球を意識してきました。それが徐々に形になってきたかなと思います」と前を向いた。エースの黒星をチーム一丸で消したうえ、勝利を手にした巨人が勢いに乗れるか。