ボクシングの元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(24)が30日にオンライン会見を行い、この日付けでWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(31)と同じAmbition GYM所属となることが発表された。

「ボクシングにだけ集中できる環境を与えていただいた。やるからには絶対に世界王者になりたい」と話した比嘉は、2017年5月に日本人で初めてデビューからの全試合をKO勝利で世界王者となり、二度防衛。だが、翌18年4月のV3戦で世界戦での日本人では初となる前日計量失格で王座をはく奪された。

 このことで無期限ライセンス停止処分。解除となった後の今年2月の再起戦ではKO勝ちしたものの、3月には所属していた白井・具志堅ジムとの契約を更新しなかった。

 この日の会見にはデビュー以来指導を受けており、今後もコンビを組む野木丈司トレーナー(60)も同席。「できれば(移籍後の)最初の試合を9〜10月ぐらいにやって、年内にもう1試合。3〜4試合ぐらいで世界に挑戦できれば」との青写真を語った。

 主戦場はバンタム級となる。「強豪がいっぱいいる階級」(比嘉)で頂点に君臨しているといえるのがWBAスーパー&IBF統一王者の井上尚弥(27=大橋)。

 将来的な対戦について比嘉本人は「まだイメージしてないです。試合やって、練習を積み重ねて」と言うにとどめた。
 だが野木トレーナーは「大吾がタイトルを持っていないと、やる資格はない」とまずは比嘉が王者になることが必要、と前置きした上で「いずれ立ちはだかる〝壁〟。どう戦うかは考えている」と自信ありげに語っていた。