日本代表と東京五輪代表の指揮を兼務する森保一監督(51)が30日にウェブ上で取材に応じ、1年延期された来夏の五輪に向けて自身の去就などを語った。

 新型コロナウイルスの影響で9月の国際Aマッチデーが来年6月に変更されたことで、A代表はカタールW杯アジア最終予選の試合数が増えて佳境を迎え、五輪代表は本番直前の重要な強化期間となるため両チームの日程が重なり兼任が困難な状況となっている。

 日本サッカー協会では技術委員会が中心になって対応を検討するなか、当の森保監督は「兼任についてはまだ結論が出ていない。今協会のほうで考えていただいているので、結論に沿ってやっていきたい。兼任でもそうでなくなっても、今やれることをしっかりと活動して、情報を収集して先につなげることは今までと変わりない」と語った。

「最終的に、雇ってもらっている側なので」とあくまで協会の決定に従う姿勢を強調しつつ「そこは自分の思いは持っているけど、選手のために、日本代表チームのために、日本サッカーのために、自分が関わらせてもらえる全力でやっていきたい」と意欲を見せた。

 その東京五輪では1年延期されたことで出場選手の資格が24歳以下に引き上げられた。選考への影響について「全てポジティブ。1年延期することは選手の経験値が上がりレベルアップにつながる。チーム活動においても、1年延びることで活動回数を増やせる」とメリットを強調。

 そして「若い選手は短期間で伸びる。今年五輪をやっていれば候補に挙がってこなかった選手、最終的には選ばなかった選手がこの1年間を通してググッと伸びて頭角を現してくる選手がいると思う。五輪世代の層が厚くなる」と新戦力の台頭に期待を寄せていた。