ロッテの鳥谷敬内野手(39)の出場機会が7月に入って激減している。開幕直後の6月下旬は10試合中5試合に代打や代走などで出場したものの、7月は10試合を消化して出場わずか3試合。7日からの西武6連戦(ZOZOマリン)では第6戦で9回に代走で起用されただけだった。

 阪神から移籍した今季は一度もスタメン出場がなく、ここまで3度の打席機会でも2三振を含む無安打。「このままでは試合出場どころかベンチから外されるのでは?」との声も周囲からささやかれるが、古参のチーム関係者は「試合には出てなくても、見えないところで確実にチームに貢献している」と、こう続ける。

「トリ(鳥谷)は試合前の練習から、プロ3年目の安田を筆頭に若手選手と積極的にコミュニケーションを取っていろいろなアドバイスを送っている。本当なら自分の調整に集中したいのだろうけど、ロッテに入って自分の役割を把握しているからね。試合中も自らベンチの最前列に陣取り、声出しもしている。そういう姿勢を常に見せているから、むしろ開幕前よりチームには必要不可欠な存在になりつつある。だから(井口)監督もそばにいてほしいはずだよ」

 日本球界歴代2位の1939試合連続出場を保持する39歳の鉄人も、今は試合出場にこだわらずチーム優先。この姿勢が周囲の評価を高めているのだろう。

 本人の出場意欲はともかく、出場試合が減ってもチーム内での存在感は日に日に高まる――。これも「レジェンド」と呼ばれるゆえんか。