歴戦の指揮官もアッパレの投げっぷりだ。12―1で大勝した15日の広島戦(マツダ)で高卒2年目右腕・戸郷翔征が6回2安打無失点と好投し、自身開幕3連勝。原監督は「ジョンソンに2回投げ勝っているというのは非常に価値のある勝ち星」と手放しで褒め称えた。試合後に直接賛辞を贈られた戸郷は、顔を上気させ、満面の笑みを浮かべた。

 長年の鬼門マツダスタジアムでエース級と投げ合い、強力打線を封じた意味は大きい。この日は6回103球でお役御免としたが、働きとしては十分以上。指揮官は「彼は若いし強い投手ではあるけれども、まだまだできたてのホヤホヤ。少し手綱を引いた状態で次に向かわせたというところ」と采配を振り返った。

 巨人で高卒2年目までの投手が開幕3戦3勝は、1987年の桑田真澄氏の2戦2勝を超える快挙。動画で桑田氏の投球を研究しているという右腕は「大先輩に一歩でも近づこうと思っていた。(桑田氏の)真っ直ぐで押していけるところを磨いていければ」とさらなる成長を誓った。