負の連鎖が止まらない――。〝白昼ラブホ不倫〟を謝罪した競泳男子の東京五輪代表、瀬戸大也(26)に1日発売の週刊新潮が新たな女性との不貞行為を詳報した。この報道に合わせたかのように、日本オリンピック委員会(JOC)はシンボルアスリートの契約を解消し、所属だったANAも契約解除を決めた。瀬戸は東京五輪の競泳日本代表主将を辞退する意向を伝えたが、今はまだ地獄の入り口。今後はさらなる〝三重苦〟が待ち構えている。

 転落人生を「落ちるところまで落ちた」と表現するが、瀬戸のどん底はまだ先のようだ。まずは競技面での苦境だ。昨年の世界選手権個人メドレーで2冠を達成し、五輪代表に内定。8月に半年ぶりのレースに出場して上々の再スタートを切っていたが、今回の衝撃で今後のスケジュールは白紙になった。

 大会参加には所属チームを日本水連に登録する必要があるためANAと契約解除した瀬戸は日本短水路選手権(17日〜、東京辰巳国際水泳場)出場も困難。今月末から11月にハンガリーで開催される国際リーグ(ISL)参加も不透明となった。そもそも〝謝罪行脚〟と並行して練習を行うのは厳しい状況で、もはや試合という雰囲気ではない。金メダル獲得プランも見直し必至だ。

 2つ目はお金の問題だ。瀬戸の所属先ANAは不倫騒動について「当社の期待するイメージにふさわしくない」と判断し、30日付で契約解除。これにより金メダル候補が資金面で窮地に陥ることは避けられない。瀬戸に近い関係者はANAとの契約について「正社員として現役を続ける契約、ゴルフの石川遼選手のようなスポンサー契約など様々なパターンがありますが、瀬戸選手の場合はこの2つの中間くらい。割と色の濃い契約でした」という。

 ANAは瀬戸を支援するスポンサーの中で最も待遇が良く、5年総額で推定5億円といわれている。2021年3月の契約満了前の打ち切りで、その他の減収面も含めると、失った金額は推定1億円に達する見込み。となれば、五輪本番に向けてコーチやトレーナーらとの雇用継続にも影響が出かねない。

 そして3つ目はプレッシャーだ。週刊新潮は瀬戸の不倫騒動の第2弾を報道。昨年秋に地方の20代女性と関係を持ち、結婚式を挙げた直後の17年11月にはタニマチの男性の部屋で女性2人と過ごしたという。さらなる〝スキャンダル〟の存在もささやかれており、第3、第4弾の衝撃情報が出てくることも予想されている。

 醜聞が続けば来夏の五輪本番で国民からの応援が期待できなくなる上、世間から猛バッシングを受けかねない。JOC傘下の団体幹部は「ファンからの声援は選手にとって大きな後押し。最後のひと踏ん張りのところで大きな力になる」と話していたが、世間のバックアップどころから普段とは違う重圧にさらされることは瀬戸にとっては大きなマイナスだろう。

 ただでさえ、自国開催とあって想像を絶するプレッシャーの中で瀬戸は耐えられるのか。唯一の救いは「よく話し合っていきたい」とコメントした優佳夫人(25)の存在。これまで献身的なサポートをしてくれた彼女にもし見限られたら…。そんなXデーが来ないことを祈るばかりだ。