今季限りでの現役引退を発表している西武・高橋朋巳投手(31)が30日、イースタンリーグ・巨人戦(カーミニーク)に登板し、1球でモタを遊飛に打ち取った。

 2―2で迎えた9回に現役最後となるマウンドへと向かった高橋朋。その名前がコールされると、ソフトバンク戦(メットライフ)前の練習を切り上げて最後の雄姿を見守りにきた増田、平良ら投手陣に加え、同期入団の金子侑ら野手陣からも惜しみない拍手で送り出された。

 相手打者・モタに投げた1球が遊飛となり引退登板は終了。この瞬間、8年間のほとんどをリハビリに費やした太く短い現役生活にピリオドが打たれた。

 登板後、高橋朋は「心の底から感謝しました。ありがとうございましたという気持ちで投げました」と1球に込めた思いを語った。その上でナイター前の練習を切り上げて観戦に駆け付けたチームメートに「あれはズルい。ブルペンでずっと泣いてましたもん。自分にとってマス(増田)は同級生ですし、社会人から一緒に来た仲間。平良は弟みたいに思っている選手なんで本当にうれしかった」と個々への思いを語った。

 最後に8年間のプロ野球人生を総括した高橋は「本当に短かったですけど、濃く幸せな時間で終わることができた。リハビリで入ってきてリハビリで終わったんですけど、本当に濃かったです」と言葉に思いを込めていた。