【原巨人Ⅴ2】これも巨人版の〝新様式〟ということだろう。巨人は30日のヤクルト戦(東京ドーム)で2年連続38度目のリーグ優勝を飾った。

 新型コロナ禍で行われた2020年シーズンは最後の最後まで異例ずくめとなった。優勝時の象徴的シーンの一つが、歓喜の輪の中での胴上げ。ただ、かつての日常を失った今季は今までと同じように…とはならなかった。9度宙を舞った原監督を天高く押し上げたのは、マスクと手袋を着用した裏方スタッフ。選手たちはその周りで万歳をするなど、昨年までは見られなかった光景が広がった。

「3密」となる恒例のビールかけも取りやめに…。昨季は主将・坂本の「酒を浴びて、浴びて、浴びまくるぞ〜!」との音頭から3000本のビールが約20分で泡と消えたが、今年は美酒に酔うことはできなかった。

 さらに、球団は世界的に蔓延するコロナ禍の状況を鑑みて、優勝旅行も中止する方針を固めた。やむを得ないとはいえ、栄冠奪取の〝ご褒美〟も許されない特殊なシーズンとなった。