【レパードS】ローズプリンスダム重賞初制覇 木幡巧が快挙にも“笑顔なし”のワケ

【レパードS】ローズプリンスダム重賞初制覇 木幡巧が快挙にも“笑顔なし”のワケ

 6日、新潟競馬場で行われた3歳限定のGIIIレパードS(ダート1800メートル)は、1番人気のエピカリス(牡・萩原)が3着に敗戦。11番人気の伏兵ローズプリンスダム(牡・畠山)が勝利した。騎乗していたのはデビュー2年目の木幡巧。同期一番乗りの重賞制覇にもかかわらず、喜びを爆発させなかった理由とは? その背景を追う。

 同世代で断然のパフォーマンスを見せつけてきたエピカリス「1強」ムードを振り払ったのは、デビュー2年目の木幡巧。しかし、同期一番乗りの重賞制覇を果たしたホープに笑顔はなかった。

「デビュー当初はがむしゃらで何とかなったけど、☆印(1キロ減)の今は通用しない。大きな目標はないけど、一鞍一鞍を大事にしたい。重賞に乗れること自体が幸せだし、この勝利を自分の成長につなげていきたい」

 度重なる騎乗停止により、騎手としての職業をまっとうできない期間が増えた状況。自分を見つめ直す日々は今でも続いているが、成功と失敗は繰り返して糧となる。今回の腹をくくった大胆騎乗は今後の飛躍を予感させるものではなかったか。

 戦前に畠山調教師はこう木幡巧に告げた。「ひとつはジャパンDD(8着)のように好位から粘り込む形。でも、先行する馬が多ければ少しためてもいいと。あとは本人の判断に任せた」

 今回、鞍上が選択したのは後者だ。好発から経済コースを確保すると、1コーナーでエピカリスが前へ進出。この流れを読み、1馬身後ろの大名マークで追いかけた。直線を向いても焦ることなく至って冷静。進路を失ったライバルを横目に馬群の外へ持ち出すと一気の末脚でかわし去る。

「直線の抜け出す感触はまだ忘れられない。今日は馬に助けられました。陣営の要求にすべて応えられたとは思わないけど、結果を出せたのが良かった」と自身の騎乗よりもローズプリンスダムの強さをたたえた木幡巧だが、畠山調教師は「こういう差す競馬で勝てたのは今後につながる。前走後もダメージがなく戻ってこれたし、追い切り後の反動も出なかった。牡馬にしてはまだきゃしゃで成長の余地がある」と収穫のあった今回の内容を評価。それは馬を勝利へと導いた鞍上の手腕を褒めるものでもあったはずだ。

 休みなく稼働してきたローズプリンスダムの今後は未定。秋に向けて充電期間を設けることになりそうだが、それまでに若武者もさらなる成長を遂げるだろう。人馬双方の動向に注目したい。

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