米球界の名門 華麗なるブーン一族の血 ジェイクへの期待と不安

米球界の名門 華麗なるブーン一族の血 ジェイクへの期待と不安

足で稼いで20年 外国人選手こぼれ話 広瀬真徳

 先日、海の向こうからメジャーに関する興味深いニュースが入ってきた。元メジャーリーガーであるブレット・ブーンの息子ジェイク・ブーン(18)がドラフト38巡目でナショナルズに指名されたという一報だ。

「ブーン家」といえば、言わずと知れた米球界の名門血筋である。2004年に死去したジェイクの曽祖父レイはタイガースで活躍した元内野手。祖父にあたるボブも球宴に4度出場した名捕手だった。父ブレットもマリナーズ時代にイチローの同僚として活躍。地区優勝を飾った01年には114打点で打点王に輝いた。叔父アーロンも内野手として03年に球宴出場を果たした。

 そんな華麗なる一族の子孫だけに、球界入りとなれば「米史上初4世代大リーガー誕生」となるのだが、本人はドラフト指名の「低順位」を理由にMLB入りを拒否。今後は大学に進学し、改めてプロ入りを目指す見通しだという。

 米メジャーではドラフトの指名順により契約金が億単位で異なるといわれる。同時に、大卒即戦力であれば肉体的にも精神的にもタフなマイナー期間を短期間で抜けられる可能性も高い。そう考えれば、今回のジェイクの拒否は賢明な選択とも言えそうだが、この決断にはブーン一家の思惑も影響していると噂されている。

 実は父ブレットも高校卒業時の1987年にツインズからドラフト指名を受けたが「28巡目」を理由にプロ入りを拒否。南カリフォルニア大に進学した。その後、90年にドラフト5巡目でマリナーズに入団。プロ2年目でメジャーデビューを勝ち取った。叔父アーロンも同じ軌跡をたどった。こうした一家の成功体験があるからこそ、ジェイクも大学進学にかじを切った可能性は高い。

 もっとも、ジェイクが脈々と受け継がれた系譜を引き継ぐとなれば「スキャンダル」も気になるところ。

 ブレットはマリナーズ時代の04年ころからステロイド疑惑を報じられた。直後から成績が急降下し、それまで筋肉質だった体つきが激変。まるで別人のようにやせ細り、周囲をあぜんとさせ晩年のキャリアを汚した。アーロンも03年途中から移籍したヤンキースで、球団から禁止されていたバスケットボールをプレーし、左ヒザ靱帯を断裂。直後に解雇された苦い過去を持つ。

 現時点でジェイクには悪い噂はない。それでも、ブレットやアーロンを知る関係者の間では期待と不安の声が交錯しているという。

 どの世界でも「血」は争えない。さて、大学進学を決めたジェイクは今後、どんな道を歩むのか。

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