【高校野球】秀岳館の強さの秘密は鍛治舎監督考案の超厳格生活ルール

【高校野球】秀岳館の強さの秘密は鍛治舎監督考案の超厳格生活ルール

【ズームアップ甲子園】優勝候補同士の最注目カードは秀岳館(熊本)が制した。第99回全国高校野球選手権大会第4日の11日、横浜(神奈川)を6―4で下して初戦突破。打線が13安打を放てば、先発の最速148キロ左腕・川端健斗(3年)も6回2安打1失点と好投するなど投打がかみ合った。甲子園初Vに向けて一丸となっている裏には、今夏限りで退任する鍛治舎巧監督(66)考案の厳格な「生活ルール」がある。

 超満員に膨れ上がった甲子園で全員野球を見せつけた。初回、1番・竹輪(3年)が右翼線三塁打で好機をつくり、次打者の犠飛であっさりと先制。3番からの3連続長短打でさらに2点を加えた。3回に1点を追加し、7回には二死から6、7番の連打と敬遠で満塁とし、代打・橋口(2年)が右前に2点適時打を放った。先発・川端も緩急をつけながら横浜打線を手玉に取り、6回まで2安打1失点。7回、リリーフの田浦(3年)が3ランを浴びて2点差に詰め寄られたが、その後は立ち直り、追撃を許さなかった。

 今夏限りで退任する鍛治舎監督は「(横浜は)さすがによく鍛えられた打線。よく2人の投手で粘り切ったなと思います。また一ついい思い出ができた。もう1試合できる」と満足そうに振り返った。

 昨春から甲子園大会3季連続4強入り。ナインは今夏こそ初の日本一をつかもうと燃えている。「こんな厳しい環境でやっているのだから負けるわけがない」と口を揃える。この裏にあるのが、グラウンドだけでなく、野球部の寮でも毎日が野球漬けになるように鍛治舎監督の発案で複数設けられている厳格な「生活ルール」だ。

 例えば、外出先はいうまでもなく、リラックスできるはずの寮の中においても肌がムキ出しになるような格好は厳禁。肩やヒジが冷えてしまうタンクトップや、転倒した場合に露出部分の多い両足を痛める可能性が高くなるハーフパンツの着用は真夏であっても認められていない。足の全指が見えているサンダルも不可。基本的に部員はソックスを着用しなければならないなど…。すべてはアクシデントによるケガを未然に防ぐためだ。

 選手の一人はさらにこう言う。「遠征でホテルなどに泊まる際、乾燥しすぎてノドをヤラれないように部屋の風呂の浴槽には必ずお湯をためて寝ることになっています。それから『人前で口笛を吹いてはいけない』という変わったルールもあります。他人に不快感を与えるからというのが理由ですが、周りに誰もいない時の“1人口笛”ならば『自分のリズム向上に役立つからOK』となっています。ちょっと意味不明なところはありますが…」。これだけやってきたのだから、というわけだ。

 秀岳館ナインにとっても鍛治舎野球の集大成の夏。このまま聖地で勝ち続ける。

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