磐田入りの俊輔 期待と“爆弾”

磐田入りの俊輔 期待と“爆弾”

 J1磐田に移籍した元日本代表10番のMF中村俊輔(38)が13日、静岡・磐田市内で行われた新体制発表会見に出席した。攻撃の要となるトップ下を務める司令塔は名波浩監督(44)から大きな期待をかけられ新たなスタートを切るが、ここ2シーズンはフル稼働できていない。新天地でもコンディション面の不安が付きまとっている。

 愛着ある横浜Mと業務提携する英シティ・フットボールグループの方針に不信感を募らせ、悩んだ末に磐田への移籍を決断。俊輔はこの日、すっきりした表情で入団会見に臨んだ。

「自分だけいいプレーをするだけでなく、他の選手に落とせるものを落としていきたい。『アイツがいて良かった』と言われるようにしたい」と意気込んだ。その上で「やっぱり、名波さんの存在が大きい。サッカーをよく知っている人」と日本代表でチームメートだった先輩レフティーに絶大な信頼を寄せた。

 磐田ではトップ下を担い、抜群のパスセンスで攻撃陣に点を取らせる役目を負う。また、現役時代FKの名手だった名波監督のもと、直接FKのJ1最多得点記録(22ゴール)のさらなる更新も狙う。「期待しかない」と話す指揮官の思惑通りに好パフォーマンスを見せれば、昨年13位からの大幅ジャンプアップも現実味を帯びてくる。

 明るい未来を運んでくる“使者”となった俊輔だが、あくまでシーズンを通して活躍できればの話だ。最近は度重なるケガのため昨年まで2季連続でリーグ戦19試合出場にとどまり、横浜Mの成績も伸び悩んだ。逆に俊輔がリーグ33試合(公式戦49試合)出場とフル稼働した13年シーズンはリーグ最終節まで優勝争いを演じて2位。MVPに輝くと、その後の天皇杯優勝にも大きく貢献した。元日本代表DFで磐田の服部年宏強化部長(43)も「ケガのところは気にしなきゃいけない」と不安を口にする。特に、今回の移籍で自宅のある横浜から磐田市内のクラブハウスまで“新幹線通勤”となる。移動は往復4時間を超え、肉体への負担はコンディション維持の足かせとなり、負傷のリスクも増大しかねない。

 現段階では14日のチーム始動からフルメニューを消化できるほど状態は万全だが、1年を通してケガなくプレーできるのか。アクシデントが起これば、10番への期待は“絵に描いた餠”になりかねないが…。

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