ロシアW杯の巨額損失救った!メッシ1000億円ゴール

ロシアW杯の巨額損失救った!メッシ1000億円ゴール

 サッカー・ロシアW杯の各大陸予選が10日(日本時間11日)に終了し、南米予選では崖っ縁に立たされていたアルゼンチンが歴史に残る大逆転劇を演じた。敵地でエクアドルに3―1で勝ち、12大会連続17回目の本大会出場が決定。大エースのFWリオネル・メッシ(30=バルセロナ)が圧巻のハットトリック達成で歓喜をもたらしたが、救ったのはアルゼンチンだけではない。メッシ不在のW杯では1000億円にも及ぶ経済的損失が予想されただけに、世界のサッカー市場の危機も救った形だ。

 これぞまさに千両役者だ。アルゼンチンはエクアドルとの最終戦を迎えるまで予選6位に沈み、4位までに与えられる本大会出場権どころか、5位が進出するニュージーランドとの大陸間プレーオフの道も閉ざされかかっていた。そんな窮地をメッシが一人で打開。これまで数々の伝説をつくってきた男に新たな“武勇伝”が加わった。

 会場は標高2800メートルの高地のキト。過去に1度しか勝ったことがなく、酸素が薄い難所で試合開始直後に先制を許したものの、前半11分、18分にゴールネットを揺らして逆転に成功すると、後半17分に技ありのループシュートでダメ押しした。ホルヘ・サンパオリ監督(57)は「幸運だったのは、世界最高の選手がアルゼンチン人だったということだ」と最大級の賛辞を贈り、チームの歓喜の輪に加わった。

 今回のロシアW杯予選は各地で波乱が続出した。アルゼンチンは何とか意地を見せたが、昨年の南米選手権で2連覇を達成したチリが6位に転落して敗退。北中米カリブ海予選ではW杯の常連、米国がトリニダード・トバゴに1―2で敗れて5位に沈み、8大会連続出場の夢は途絶えた。欧州予選では2010年南アフリカ大会準優勝のオランダや、昨年欧州選手権4強のウェールズも本大会の切符をつかめなかった。

 ウェールズ代表の「100億円男」ことFWガレス・ベイル(28=レアル・マドリード)やチリ代表のMFアルトゥーロ・ビダル(30)、オランダ代表のFWアリエン・ロッベン(33=ともにバイエルン・ミュンヘン)といったスター選手もロシアW杯のピッチに立つことはできない。そんな中でメッシまでもが不在のW杯となれば、盛り上がりに欠ける大会になるのは必至。それどころか、サッカー市場に大きな損失をもたらす恐れがあった。

 欧州のメディアでは、メッシがW杯に出るかどうかで1000億円の経済効果の差が生じると試算されていた。本大会のチケット売り上げが鈍るのは微々たるものだが、メッシを使ったプロモーションやメディア露出がなくなれば広告効果は激減する。メッシ自身の価値も下がれば、今後の移籍市場に大きな影響を及ぼしかねない。サッカー界の構図が一気に変わることも考えられた。

 アルゼンチンが何とか踏ん張り、この日欧州予選でポルトガルも予選を突破。ブラジルは早々にロシア行きを決めており、今後大きなアクシデントがなければ、メッシとポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(32=レアル・マドリード)、ブラジル代表FWネイマール(25=パリ・サンジェルマン)の「3強」がW杯で揃い踏みする。大会の最低限の権威とレベルを保つことは可能になった。

 最後まで冷や汗をかかされたアルゼンチンとメッシの南米予選。ひとまず最悪の事態だけは避けられ、世界のサッカーファンにとってもひと安心といったところだ。

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