青森県弘前市や東京都などで鮮魚店を営む「東研グループ」(東京都)が2019年12月から、同市豊原の「子どもレストランあっぷる」にホタテやエビなどの魚介類を贈っている。同市出身の高谷尚貴社長(49)の「子どもたちに魚介類をもっと食べてほしい」「生まれ育った地元に貢献したい」という思いから寄贈が始まった。これから月1回程度、レストランの開催に合わせて旬の魚介類を届ける。

 1月9日には、ベビーホタテとブラックタイガーエビを贈った。レストランを訪れた高谷社長は、ホタテとエビのパエリアを味わう子どもたちを見守り、「おなかいっぱい食べて、おいしい魚がこんなにいっぱいあるんだということを知ってほしい」と目を細めていた。

 レストランで使う食材は、運営する同市の社会福祉法人愛成会が購入して賄っている。米など日持ちする食材の寄贈はこれまでにもあったが、生鮮食品の寄贈は同社が初めてだという。

 調理を担当した同会の栄養士・工藤麻由加さん(29)は「ホタテとエビがお肉の代わりのタンパク質になった。子どもは魚より肉になりがちだと思うけれど、普段家ではあまり食べないものも食べてもらえたらうれしい」と話していた。

 レストランの開催は、毎月第2、第4木曜日の午後5時から7時まで。小学生以下無料、保護者らは1人300円。事前に登録してから利用する。問い合わせは事務局(電話0172-33-1182)へ。